ECDCによるブタ由来インフルエンザのリスク評価(抜粋)-更新1

12月13日 ECDC (原文〔英語〕へのリンク[PDF形式:1267KB]

12月13日、ECDCは北米におけるブタ由来3重再集合インフルエンザA(H3N2)ウイルスに関する緊急リスクアセスメントを更新しました。

最近北米でパンデミック2009ウイルスのM遺伝子を持つブタ由来3重再集合インフルエンザA(H3N2)(SOIVtrA(H3N2))ウイルスに感染した小児で、おそらくヒト-ヒト感染が起こっていたことを疾病対策センター(CDC)は報告しました。12月9日までに米国5州で11例が報告されています。最も新しい例はウェストバージニア州で報告されました。

結論と勧告

  • 米国で第11症例目となる新たな3重再集合ブタインフルエンザSOIVtrA(H3N2)-M感染患者の報告がありました。
  • 米国ではおそらくヒト-ヒト感染が起こっていますが、群発発生は見られません。
  • EUインフルエンザセンターは、ヨーロッパのブタには存在しないと考えられているこの新型ウイルスを確定する能力を強化している最中です。
  • 11月29日のECDC緊急リスクアセスメントの結論と勧告は有効です。

出典

ECDC
Swine-origin triple reassortant influenza A(H3N2)viruses in North America
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/111213_TER_swine-origin_viruses_in_north_america.pdf[PDF形式:1267KB]