家きんにおける高病原性鳥インフルエンザの発生-香港

2011年12月23日 OIE (原文〔英語〕へのリンク

2011年12月23日、OIE(国際獣疫事務局)は香港特別行政区政府の農業水産保護局より高病原性鳥インフルエンザが発生したとの報告を受けています。

  • Cheung Sha Wan(張沙)の卸売家禽市場では、19,452羽のうち1羽が死んで、19,451羽が処分されました。処分された家きんの内訳は15,569羽の鶏、810羽のハト、1,950羽のキジと1,122羽の烏骨鶏が含まれます。生きた家きんの輸入と地元養鶏場の家きんの移動は、21日間禁止されています。地元の養鶏場の監視が強化されています。これまでに香港の30養鶏場から採取した検査ではH5型ウイルスは検出されていません。
  • Tin Shui Waiでは、香港では一般的な野鳥シキチョウ(Oriental Magpie Robin)が1羽死んでおり、検査の結果H5N1ウイルスが原因であることを確認しました。H5N1ウイルスに感染した野鳥はサーベイランスプログラムで検出されました。

集中的なサーベイランスシステムが香港すべての養鶏場、家きん市場、鳥のペットショップで行われています。

感染した敷地や建物の消毒などの感染制御対策は既にとられており、毎週フォローアップのため報告書が提出される予定です。

現地にご滞在の際は鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

OIE(国際獣疫事務局)
Highly pathogenic avian influenza,Hong Kong
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11404