家きんにおける高病原性鳥インフルエンザの発生-インド、バングラデシュ

2012年1月13日,15日 OIE

2012年1月13日、OIE(国際獣疫事務局)はインド農業食品消費者省より高病原性鳥インフルエンザが発生したとの報告を受けています。
2012年1月3日、インドメーガーラヤ州の州政府が運営する養鶏場の家きん20,194羽のうち2,732羽が死んでいました。感染源はわかっていません。疫学調査が継続して行われています。半径約3km以内の家きんの殺処分が予定されています。また、以下のことを含む集中的な監視キャンペーンが半径10kmの区域で開始されています。

  • 家きん市場の閉鎖と感染地域での鶏肉製品の輸送と販売の禁止
  • 殺処分後の家屋敷や建物の消毒

2012年1月15日、OIE(国際獣疫事務局)はバングラデシュ、ダッカの水産畜産省より、2011年12月から2012年1月にかけてダッカとクルナの3か所の商業養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが再発生したとの報告を受けています。

  • ダッカ管区ダッカ県、Demraでは、36,914羽のうち2,418羽が死んで、34,496羽が処分されました。
  • ダッカ管区マニクガンジュ県(Manikgonj)では、4,535羽のうち、661羽が死んで、3,874羽が処分されました。
  • クルナ管区Meherpurでは、2,400羽のうち、597羽が死んで、1,803羽が処分されました。

検査の結果H5N1ウイルスが原因であることを確認しました。
国内の移動制限や感染した敷地や建物の消毒、ワクチン禁止などの感染制御対策は既にとられており完了しています。

現地にご滞在の際は鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典