家きん・野鳥における高病原性鳥インフルエンザの発生－ミャンマー、ブータン、香港、ベトナム、台湾
2012年2月28日～3月3日 OIE
OIE（国際獣疫事務局）は、下記の各国から家きん及び野鳥で高病原性鳥インフルエンザが発生したとの報告を受けています。
ミャンマーザガイン管区（SAGAING）の農場で61羽の鶏が死んでいました（2月20日）。
ブータンチュカ県（CHUKHA）の農村や農場で35羽（1月8日）、8羽（12月30日、Dala）、3羽（1月8日）、12羽（2月10日）、8羽（12月30日、Kamji）、5羽（2月17日）の鶏が死んでいました。
香港モンコック（Mongkok）でカンムリオオタカ（Crested Goshawk）1羽（2月24日）、長洲（Cheung Chau）の2か所でシキチョウ（Oriental Magpie Robin）がそれぞれ1羽ずつ（2月25日、27日）、合計3羽の野鳥が死んでいました。
カンムリオオタカは香港では珍しい野鳥です。
ベトナムクアンニン省（QUANG Ninh）の農村で200羽の鶏が死んでいました（2月21日）。
検査の結果、H5N1ウイルスが検出されました。
台湾台南市（T'AI-NAN）の農場で804羽の鶏が死んでいました（2月7日）。
検査の結果、H5N2ウイルスが検出されました。
各国では家きんの移動制限や感染した鳥の殺処分、敷地や建物の消毒などの感染制御対策が既にとられています。
現地にご滞在の際は鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。
出典
OIE（国際獣疫事務局）High pathogenic avian influenza
ミャンマー：2月28日（即時通知）
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11686
ブータン：3月1日（No.3）
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11659
3月2日（No.4）
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11693
香港：3月1日（No.10）
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11691
ベトナム：3月2日（No.68）
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11694
台湾：3月3日（即時通知）
http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=11703
