世界における麻しんの発生状況(更新3)

ヨーロッパ地域

  • 2012年1月、EU及びEEA加盟国の29か国で合計584症例の麻しんの報告がありました。
  • ルーマニアでは症例の63%にあたる367症例が報告されました。
  • 2010年(2,673例)、2011年(2,289例)の同月と比較し、少ない症例報告となっています。
  • 麻しんはウクライナに広がっており、効果的な対策が実施されなければ、大勢の人々が集まる2012年6月開催のUEFA欧州選手権の期間中、感染が持続すると見込まれます。

ヨーロッパ地域における麻しんの症例数

  • スペイン:2012年初め以降、3月上旬時点で、バレンシアで255 症例、アリカンテで353症例の報告がありました。
  • 英国:流行が続いており、3月6日時点で、マージ-サイドでは確定症例48例と疑い例37例の調査が行われています。また、ノースウェールズでは36症例が診断されています。
  • スウェーデン:16例が報告されています。
  • ルーマニア:2012年1月、2月で110症例(検査室診断は57例)が報告されています。
  • ウクライナ:3/3時点で4,447症例が報告されています。
  • ロシア:2月中旬時点で1,000例近い報告があります。

アジア・大洋州地域

WPRO:2011年まとめ

アジア・大洋州地域における麻しんの症例数及び発生率

  • シンガポール:第13週(3/31)までに17症例の報告があります。
  • 日本:第12週までに86症例の報告があります。

SEARO:2012年3月26日更新

アジア・大洋州地域における麻しんの確定症例数

アメリカ地域

アメリカ地域における麻しんの確定症例数

出典・参考