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世界におけるインフルエンザの流行状況について(更新2)

2014年2月10日 WHO (原文〔英語〕へのリンク

要約

北米のインフルエンザの活動性は米国とカナダで減少し、メキシコでは増加しインフルエンザA(H1N1)pdm09が優勢でした。

ヨーロッパでは、インフルエンザの活動性が活発化し続けており、特に南部ではインフルエンザAの2亜型が伝播しています。

東アジアにおけるインフルエンザの活動性は、インフルエンザA(H1N1)pdm09を優勢とし、依然として高い水準で、一部の国ではさらに増加し続けています。

西アジアにおいては、インフルエンザA(H3N2)を中心に増加しており、エジプトでは、インフルエンザA(H1N1)pdm09が増加していることが報告されています。

熱帯地域におけるインフルエンザの活動性は国によって異なりました。

南半球におけるインフルエンザの活動性は低い水準のままでした。

FluNet(2月6日時点)によれば、第3週から第4週(2014年1月12日から2014年1月25日)の間、97の国・地域にある国のインフルエンザ・センターやその他の国内のインフルエンザ研究施設からデータが報告されました。WHO世界インフルエンザサーベイランス及び対応システム(GISRS)の検査施設では、68,458以上の検体を検査しました。インフルエンザが陽性となったのは19,547検体で、このうち17,992検体(92%)がインフルエンザA型で、1,555検体(8%)がインフルエンザB型でした。亜型が解析されたインフルエンザA型ウイルスのうち、8,257(79.75%)がインフルエンザA(H1N1)pdm09で、2,096検体(20.24%)がインフルエンザA(H3N2)でした。そして1検体(0.01%)がインフルエンザA(H5N1)でした。解析されたインフルエンザB型ウイルスのうち、200検体(69.7%)が山形系統で、87検体(30.3%)がビクトリア系統でした。

鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)に関する更新情報は、WHOのウェブサイトを参照してください。http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/

北半球の温帯地域

北米

 北米では、インフルエンザの活動性は多様でした。検査施設で検出されたウイルスは減少しているものの、インフルエンザA(H1N1)pdm09が優位であり、インフルエンザA(H3N2)が優勢だった昨シーズンとは異なりました。

 カナダでは、インフルエンザの活動性は減少しました。全体的に、昨シーズンと同様の傾向で予想範囲内の水準でした。

 米国におけるインフルエンザの活動性は、前の週に比べると減少したものの、全体的には高かったです。ILI(インフルエンザ様疾患)で受診した外来患者の割合は3.3%で、国の閾値である2.0%を超えています。10地域すべてで、地域水準より多くのILI受診者数の報告がありました。入院患者のほとんどは18-48歳、50-64歳の年齢層でした。肺炎およびインフルエンザによって死亡した人の割合は流行閾値を超えていました。

 メキシコにおけるインフルエンザA(H1N1)pdm09の活動性は、前の週と比べ増加しました。1月最終週には3.8%であったILIの受診者数は、その前の週と比べ増加していました。 

ヨーロッパ

 ヨーロッパ地域におけるインフルエンザの活動性は、主にヨーロッパ南部を中心として高まっています。ヨーロッパ全域の国々で、インフルエンザA(H1N1)pdm09とインフルエンザA(H3N2)のどちらかが優位に伝播しています。増加傾向であるにもかかわらず、ILI受診者や急性呼吸器感染症(ARI)の受診者数は、大部分の国で流行閾値を下回っていました。

アフリカ北部、西アジア、中央アジア

 中央アジアと西アジアでは、イラン、ヨルダン、パキスタンとトルコで、1月初旬からインフルエンザA(H3N2)の活動性増加の報告が続いています。エジプトではインフルエンザA(H1N1)pdm09の活動性が高い状況が続いています。その他の地域におけるインフルエンザの活動性は依然として低い水準でした。

東アジア

 アジアでは、全体的にはインフルエンザの活動性は低いままでしたが、多くの国では増加が報告されました。インフルエンザA(H1N1)pdm09、A(H3N2)、インフルエンザBが共に伝播したものの、インフルエンザA(H1N1)pdm9が優勢のままでした。中国では、北部、南部ともに活動性は高い水準でした。モンゴルにおいては、1月下旬の流行閾値を上回っていました。韓国では、インフルエンザの活動性は増加が続いており、インフルエンザA(H1N1)pdm09、A(H3N2)、インフルエンザBが同じような割合です。

熱帯地域

アメリカ大陸の熱帯地域

 カリブ海諸国、中米、南米の熱帯地域におけるインフルエンザの活動性は、全体として低い水準のままでした。

中部アフリカの熱帯地域

 アフリカ地域では、インフルエンザの活動性は全体的に低い水準のままでした。しかしアルジェリア、エチオピア、マダガスカルで検出されているインフルエンザA(H3N2)の活動性は増加しています。ガーナでは、インフルエンザB型も伝播しています。

アジアの熱帯地域

 東南アジア諸国では、インフルエンザの1月における活動性は多様でした。ラオス、タイではインフルエンザA(H1N1)pdm9、A(H3N2)、インフルエンザBの伝播が増加傾向にありました。その他の東南アジア地域におけるインフルエンザの活動性は散発的なものでした。

南半球の温帯地域

 南半球におけるインフルエンザの活動性は、比較的低い水準が続いており、インフルエンザA(H1N1)pdm09、A(H3N2)、インフルエンザB型が低い水準で伝播しました。

出典

Influenza update 10 February 2014 - Update number 204
http://www.who.int/influenza/surveillance_monitoring/updates/latest_update_GIP
_surveillance/en/index.html