2017年のニュース

デング熱の流行状況 -西太平洋地域(更新10)

 2017年5月23日付けで世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務所(WPRO)から公表されたデング熱の発生状況の報告です。

 註:本サイトの情報は、更新日、各国の情報の形式が異なるため国別の比較はできません。原文には、過去数年間と比較した週別のグラフが掲載されています。さらなる情報は原文を参照してください。

カンボジア
 
2017年5月16日までに、デング熱の疑い患者302人が報告されました。デング出血熱、デング・ショック症候群を含めたデング熱疑い患者は、2014年から2016年まで3年間の同じ時期の数値と比べて、低くなっていました。

中国
 
2017年4月30日までに、デング熱患者94人が報告されました。この患者数は2016年の同時期(124人)と比べて僅かに少なくなっています。

ラオス
 
2017年5月12日までに、デング熱患者1,071人が報告されました。死亡者はでていません。第19週には、デング熱患者224人が報告されました。死亡者は報告されませんでした。2017年に報告された患者数は、2016年の同じ時期に報告された患者数よりも多くなっていました。この5年間の同じ時期と比べると、この国では、デング熱が流行レベルに達しています。

マレーシア
 
第19週(2017年5月7日から13日まで)に、デング熱患者1,860人が報告されました。これは、前週の報告者数1,825人よりも1.9%(35人)多くなっていました。2017年5月13日までの累積患者数は、2016年の同時期に報告された患者数46,856人よりも少ない35,004人でした。25.3%(11,852人)少なくなっていました。また、2017年第19週までに、デング熱に関連する死亡者が83人となりました。これは、2016年の同時期の死亡者数109人よりも26人(23.9%)少なくなっていました。

フィリピン
 
2017年4月1日までに、26,433人のデング熱疑い患者が報告されました。患者数は、2016年の同じ時期の41,170人よりも35.8%少なくなっていました。

シンガポール
 
2017年1月1日から5月13日までに、デング熱患者984人が報告されました。これは、2013年以降の同じ時期に報告された患者数よりも少なくなっています。第19週の患者は50人でした。2017年に報告された患者数は、2016年の同じ時期に報告された患者数よりも少なくなっていました。

ベトナム
 
2017年5月7日までに、死亡者8人を含むデング熱患者29,701人が報告されました。2016年の同じ時期(患者33,540人、死亡者9人)と比べて、累積患者数は11.4%少なく、死亡者も1人少なくなっていました。第19週には、患者1,352人が報告されました。死亡者は1人でした。患者の多くは南部(71%)から報告されました。昨年の同じ時期と比べると、全体では、増加傾向がみられました。

オーストラリア
 
2017年5月9日までに、デング熱の検査確定患者501人が報告されました。報告された患者数は、これまでの年(2012-2016)の同じ時期に報告された数値よりも少なくなっていました。

フランス領ポリネシア
 
2017年第9週と第10週の間に、デング熱の確定患者43人が報告されました(第9週に19人、第10週に24人)。患者43人のうち11人(26%)がデング熱1型と確認されました。

ニューカレドニア
 
2016年9月から2017年5月19日までに、デング熱患者3,682人が報告されました。2016年9月以降、この4週間は患者数が増加しています。

出典

WPRO/WHO. Update on the dengue situation in the Western Pacific Region. 23 May 2017
Dengue Situation Update Number 517
http://www.wpro.who.int/emerging_diseases/dengue_biweekly_20170523.pdf?ua=1