春休みに海外へ渡航される皆さまへ

春休みには、海外へ渡航される学生の方やお子さま連れの方などが多い時期となります。海外に渡航される皆さまが健康で安全に過ごし、帰国することができるよう、FORTHでは、海外で注意すべき感染症及びその予防対策について情報提供しています。

海外旅行には、渡航先と日本との時差・気温差、長時間にわたる飛行、現地でのハードスケジュール、飲食などの影響により、体調を崩す要因が多くあり ます。旅行中は大丈夫でも、帰国後に体調を崩される場合もあるでしょう。渡航前より体調を整えておく、現地でのスケジュールを無理のないものにする、渡航 先の情報を入手するなど、渡航前の準備を心がけてください。

特に春休みを利用して長期で個人旅行をされる方は、渡航先の情報は必ず入手し、自身の予防接種歴の確認を行うことや予防接種の実施をお勧めします。突発的な事故に見舞われることもありますので、現地の医療機関情報、大使館の連絡先などは、ひかえておくのがよいでしょう。

日本の健康保険制度は国内のみです。渡航先では、言語の問題をはじめ、医療制度、医療機関等わからないことが多く、不安になることが予想されます。予防接種で防げる病気は、予防接種を行うことをお勧めします。また、持病のある方は、薬の携帯を忘れずに、診断書や薬の処方箋を持参しておくのもよいでしょう。

海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要です。基本的な感染症対策としては、飲料水・食品に対する注意、虫刺され予防(蚊やダニなど)、動物との接触の回避などが必要になります。

各地域における感染症の発生状況や感染症に関する情報は、FORTHで日々更新しています。また、各検疫所でも情報提供、電話による健康相談を行っています。お気軽に検疫所へご相談ください。

ご帰国の際には

空港や港にある検疫所では健康相談を行っています。渡航先で蚊に刺されたり、入国時に発熱がある場合など、検疫所の担当者にご相談ください。