2010年09月03日更新 ペルー・コロンビアに狂犬病

狂犬病は主としてイヌ、ネコ、コウモリに咬まれることによってかかるウイルスによる疾患です。それ以外の哺乳動物も、このウイルスを持っている可能性があります。発病した場合ほぼ100%死にいたるため、哺乳動物に咬まれた場合には、発病しないように一刻も早く予防接種を開始しなければなりません。ヒトおよび哺乳動物の狂犬病がもっとも多い地域は、東南アジア、南アジア、アフリカですが、南アメリカを始めとした他の地域でも発生しています。

ペルー・コロンビアで7月下旬以降、ヒト狂犬病が4例報告されており、3例がコウモリによるものでした。奥地での発生例ですが、現地ではコウモリによる感染が比較的多いことに十分に注意しなければなりません。

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