2010年09月17日更新 フランスで初めて現地でのデング熱が発生しました。

デング熱は発熱、頭痛、全身の疼痛などの症状を示す熱性のウイルス疾患で、蚊によって媒介されます。重症になる場合がごく一部でみられます。ワクチンやこの疾患に対しての特効薬はなく、蚊に刺されないようにすることが重要です。

2010年9月13日 フランス保健省はフランス都市部で現地で初めてのデング熱患者の発生を報告しました。患者はニース在住で2010年8月に発症し、現在は回復しています。

フランス南部では輸入のデング熱患者が多数発生しており、デング熱を媒介するヒトスジシマカも生息しています。ギリシャでの1927年から1928年の大流行以来、初めての現地ヨーロッパでのデング熱患者発生で、フランス当局では調査を行っていますが、現在のところその他の患者は報告されていません。

患者発生地域は以下の図のとおりです。

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日本においては、2010年に国立感染症研究所で診断されたデング熱が、インドネシア特にバリ島への旅行者に急増しています。フランス南部地域を含め、デング熱流行地域へ行かれる方は、蚊に刺されないように以下のことに注意してください。

蚊に刺されないための対策

デング熱をうつす蚊は、通常、夕暮れ時や朝方に活発に活動します。しかし、曇りの時や、室内、日陰になっている場所などでは日中でも刺される可能性があります。
・可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているかエアコンが備わった、また、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。ホテルの網戸設備が十分でないようならば蚊帳(かや)をご使用ください。蚊取り線香も有効です。
・長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。
・屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物では、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書にかかれた使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、虫よけ剤を使用する前に日焼け止めをつけてください。
・子どもとくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で熱が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。デング熱が流行している地域には、マラリアなど蚊でうつる他の危険な病気も流行している場所もあり、しっかりと区別して治療を受ける必要があります。

デング熱の流行地域からのご帰国の際に、熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にお申し出ください。検疫所ではデング熱やマラリアの検査を行うことができます。簡易検査、精密検査がありますが、必要に応じて行う精密検査は結果が判明するまでに時間がかかります。結果は後ほどご連絡します。帰宅後に発症、もしくはいまの症状が軽快しない場合は、お近くの医療機関または検疫所までただちにご連絡ください。

デング熱やマラリアは隔離の対象疾患ではありませんので、検査結果が陽性でもすぐに入国できます。

万一デング熱やマラリアにかかっている場合、直接他の人にうつることはありませんが、日本国内でも発熱が続いている期間に蚊に刺されると、その蚊が他の人にうつす危険があります。症状がある間はくれぐれも蚊に刺されないようご注意ください。

詳しくは、こちらをご覧ください:

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