2010年10月05日更新 パキスタンでクリミアコンゴ出血熱が発生しています。

クリミア・コンゴ出血熱は、南アジア、中央アジア、中近東、アフリカの広い地域でみられます。クリミア・コンゴ出血熱は、ウイルスを持ったマダニに刺されることで人に感染することがあります。また、人から人へ感染することも知られています。

2~9日間の潜伏期間の後、突然の高熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、腹痛、嘔吐がみられ、重症化すると全身の出血(鼻出血、気道出血、口腔出血、消化管出血、皮下出血など)をきたすことがあります。

在パキスタン日本国大使館からの地元新聞紙の情報によると、9月14日、高熱と持続する鼻・気道出血を症状とする患者がラワルピンディ市内の病院へ入院しました。検査の結果、患者は「クリミア・コンゴ出血熱」に感染していることが判明しました。

また、30日付報道によれば、患者の治療に当たった医師及び看護師が、症状はありませんが、血液検査の結果、同出血熱ウイルスに感染していることが判明したと報じています。

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ダニに噛まれないように注意しましょう


・ダニを発見したら、ダニの体内や傷ついた皮膚からでる液体に病原体がいる可能性があるので、直接手でダニを取ったりつぶしたりしないようにしてください。皮膚科などでマダニの頭部が残らないように除去してもらいましょう。
・ダニは家畜やペットの体に寄生します。動物の体にダニがいることを発見したら、ダニに噛まれないように、その動物との接触を避けるようにしてください。
・現地で医療機関へ行く場合には、なるべく他の患者や入院病棟、血液の付着している可能性のある廃棄物などには近づかないようにしてください。


この地域へ行かれる方は十分注意してください

海外で症状があったり、感染が疑われるような場合には、ただちに医療機関にご相談ください。また、ご帰国の際に熱や心配な症状がある方は検疫所の担当者にお申し出ください。

感染症別情報