2010年11月30日更新 ナイジェリアでコレラが流行しています。

コレラは下痢や嘔吐が起きる、コレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。
外務省によると、9月13日の外務症報告後も、ナイジェリアでコレラ流行が続いているとのことです。ユニセフ等の発表によれば2010年10月15日の時点で、コレラの感染者は38,173人、死亡者は1,555人に急増しており、過去10年間で最も悪い状況となっています。
2010年6~7月の時点で、コレラによる深刻な被害が報告されていたのは北部9州(ソコト州、カッツィーナ州、ジガワ州、バウチ州、ヨベ州、ゴンベ州、ボルノ州、アダマワ州、タラバ州)及び南部2州(リバース州、クロス・リバー州)の計11州でしたが、その後コレラは全国各州に拡大し、現在はオシュン州、エキティ州、カノ州、プラトー州、ザンファラ州においても多数の感染者が確認されています。

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ナイジェリアに向かう方は次の点に十分ご注意ください。

・飲料水や歯みがき、うがいの水にはミネラルウォーターを使うか、十分に沸騰させた水を使うこと。氷は食べないこと。
・食事は加熱され、あつい状態のものだけを食べること。
・食事の前、トイレの後には石ケンと水で十分に手洗いすること。
・下痢が始まったら、以下の作り方で作った水を十分にとること。
・下痢がひどく十分な水分がとれない場合には、医療機関を早く受診すること。

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外務省情報