2010年12月22日更新 パプアニューギニアでコレラが流行しています。
コレラは下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。
在パプアニューギニア日本国大使館からの情報によると、パプアニューギニア保健省が、「パプアニューギニアのウェスタン州においてコレラが流行しており、2010年10月15日から12月1日までの間に、1,403人の感染者(うち死亡268人)が確認されている。」と発表しました。
今後、感染区域が拡大する可能性がありますので、パプアニューギニア(発生地域については図をご参照ください。)に渡航・滞在を予定されている方は、以下の点に十分注意してください
注意点
・煮沸、あるいは薬物処理をした水で作ったお茶やコーヒー、ビン入りの封をされた飲料(ビン入りの水、ソーダ水、スポーツ飲料)などを飲むこと。
・ 煮沸水や処理された水から作った氷以外は、氷を食べない。飲み物に入れない。
・ 食事は加熱され、あつい状態のものだけを食べるようにすること。
・ サラダや生の野菜は食べないようにすること。
・ 食事の前、トイレの後には石ケンと水で十分に手洗いすること。
もしパプアニューギニアに旅行し、激しい水のような下痢がみられるようなら、ただちに医療機関にかかってください。また、脱水にならないように、水分をとることORS(経口補水液)が重要です。