2011年06月21日更新 インドネシア・バリ島で狂犬病の流行が続いています。

 狂犬病は、発病するとほぼ100%死亡する危険な病気です。大抵は、動物に咬まれることによりうつりますが、動物の唾液が目、鼻、口や傷ついた皮膚から入り込むことによってうつることもあります。犬や猫からうつることが多いのですが、サル、キツネ、アライグマ、マングースやコウモリなどの野生動物からもうつります。

  2008年以降、2011年6月現在、バリ島で報告された狂犬病による死者数は100名を超えています。バリ島内では次のような行為はとても危険であり、狂犬病にかかる可能性があります。

  • 動物に触ったり、一緒に遊ぶこと。
  • 農村部に長期に滞在することや、自転車での走行や、キャンプ、ハイキングなど、戸外で活動すること。

 動物に咬まれないために

  • 野生動物であれ、ペットであれ、どんな動物にも触らないことです。外国のペットは狂犬病の予防接種を受けていないことがあります。
  • 小児をしっかり監督してください。特に、犬、猫や野生動物(サルなど)のまわりでは特別な注意を払ってください。これはとても重要なことです。というのは、小児は非常に動物に咬まれやすく、咬まれたことを親に知らせないことがあり、しかも重症にもなりやすいからです。
  • ペットを連れて海外渡航する場合には、ペットを厳重に管理してください。現地の動物と決して遊ばせないようにしてください。特に、野良の動物との接触にはご注意ください。
  • 国内に持ち帰ることを目的に外国で動物の保護等を行わないでください。その犬や猫が狂犬病にかかっていたとしても、実際に症状を現すのは数日~数週間後になることがあります。

 動物に咬まれたり引っかかれたりしたら

  • 流水と石鹸で傷をよく洗いましょう。
  • 症状がなくても、また、大きな傷でなくても、すぐに医療機関を受診してください。狂犬病になることを予防するためにただちにワクチン接種が必要な場合があります。その場合には複数回のワクチン接種が必要です。(症状が現れてからでは遅すぎます。)
  • 咬まれた国によっては適切な治療を受けられない場合があります。その場合にはワクチン接種を受けるために帰国するか、医療水準の高い他の国に向かう準備を行ってください。
  • 帰国後、旅行中に動物に咬まれたもしくは引っかかれたことを医師に告げてください。

  旅行前に、自分が加入した海外旅行損害保険の補償対象に海外で受ける治療と、治療を受けるための緊急輸送費用が含まれているか確認してください。もし、含まれていない場合、これらの特約補償の含まれた保険への加入を検討してください。

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・感染症情報:狂犬病

・国別情報:インドネシア