2012年02月15日更新 アフリカで報告されたマラリアの流行について

マラリアは蚊によってうつる感染症で、感染してから6日以上の症状のない期間があった後、発熱、悪寒、筋肉痛、倦怠感が現れます。重症の場合にはけいれんや呼吸困難になったり意識を失ったりします。これらの症状は自然に治まる場合もありますが、時間がたつとまたおこり、だんだん重症になっていきます。初期のうちに治療をしないととても危険な病気です。

WHOによりますと、マラリアの流行が発生している国の一部情報が入ってきています。

ソマリアでは、2012年第1週から第4週の間に、サウスセントラルソマリア(South Central Somalia)で少なくとも5歳未満の小児975名を含む1,879名の確定患者が発生し、うち2名が死亡しています。

ジンバブエでは、2012年第1週から第4週の間に、23,799名の患者が発生し、20名が死亡しています。第4週では、8,547名の患者が発生し、13名が死亡しました。昨年と比べ、国家レベルで患者の増加が見られます。

アフリカに渡航・滞在される方は、事前に現地情報を確認して下さい。また、アフリカの多くがマラリア流行地域であることから、マラリア予防薬については、海外渡航専門外来のある医療機関にご相談下さい。

蚊に刺されないための対策

虫除け対策をしよう(蚊に対する虫除け対策)
・外出時は虫除け剤を使用する。
・エアコンが完備(使用可能)されている、または網戸がついている場所へ滞在する。
・蚊に刺されやすい時間帯(夕方や明け方)には、殺虫剤をしみこませた蚊帳を使用して就寝する。

心配な場合には早めの受診を

海外で熱が出たら、できる限り早く専門の医療機関を受診してください。

 マラリアの流行地域からのご帰国の際に、熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にお申し出ください。検疫所ではデング熱やマラリアの検査を行うことができます。簡易検査、精密検査がありますが、必要に応じて行う精密検査は結果が判明するまでに時間がかかります。結果は後ほどご連絡します。帰宅後に発症、もしくはいまの症状が軽快しない場合は、専門の医療機関または検疫所までただちにご連絡ください。

 デング熱やマラリアは隔離の対象疾患ではありませんので、検査結果が陽性でもすぐに入国できます。

 万一デング熱やマラリアにかかっている場合、直接他の人にうつることはありませんが、日本国内でも発熱が続いている期間に蚊に刺されると、その蚊が他の人にうつす危険があります。症状がある間はくれぐれも蚊に刺されないようご注意ください。

参考

SomaliaEmergency Health Update  Weekly Highlights 28 January-3 February 2012
http://www.emro.who.int/somalia/pdf/eha_weekly28jan_3feb_012.pdf
ZimbabweWeekly Epidemioligical Bulletin Number 148
http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/Full_Report_3539.pdf