2012年03月22日更新 オーストラリアで蚊が媒介する病気のリスクが継続しています(更新1)。

ウエスタンオーストラリア保健省によりますと、ウエスタンオーストラリア住民や旅行者に対して、十分な蚊よけ対策をとるよう注意喚起しています。

バーマ森林ウイルスはパースや南西部で活発であり、マレーバレー脳炎ウイルスは北部で活発ですが、ロスリバーウイルスはウエスタンオーストラリア州全域にわたり活発です。

ロスリバーウイルス感染症は2011年7月以降1,153例の報告があり、このうち500例以上がパースで感染しているようです。

オーストラリアに渡航・滞在される方は、以下のことに注意してください。

蚊に刺されないための対策

虫除け対策をしよう

  • 網戸がとりつけられているかエアコンが備わった、また、蚊を駆除している宿泊場所に滞在してください。宿泊場所の網戸設備が十分でない場合は蚊帳(かや)をご使用ください。蚊取り線香も有効です。
  • 長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。
  • 屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物は、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書にかかれた使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合、虫よけ剤を使用する前に日焼け止めをつけてください。
  • 子どもとくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を

海外で熱が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。
ご帰国の際に、熱やその他の心配な症状のある方は検疫所の担当者にお申し出ください。検疫所ではデング熱等の検査を行うことができます。帰宅後に発症、もしくはいまの症状が軽快しない場合は、お近くの医療機関または検疫所までただちにご連絡ください。

国別情報オーストラリア

参考

ウエスタンオーストラリア保健省(WA Health)
Mosquito-borne disease threat continues across WA
http://www.health.wa.gov.au/press/view_press.cfm?id=1143

FORTH: 新着情報
2012年2月1日オーストラリアで蚊によってうつる感染症のリスクが高くなっています。
2011年10月12日オーストラリア南西部における蚊媒介性感染症のリスクについて