2012年04月04日更新 エジプトで鳥インフルエンザの患者が発生しました。

2012年4月2日に公表されたWHOの情報によりますと、エジプト保健・人口省は、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者2例を報告しました。

1例目は、ディムヤート(Demiatta)県に住む2歳の女児です。2012年3月19日に発症し、3月20日に入院しました。オセルタミビルによる治療を受け、現在も治療中で状態は良好です。患者は中央公衆衛生研究所(NIC)で3月22日に検査室診断されました。

感染源への疫学調査によると、患者は住まいの裏庭で死んだ家きんへの接触があったことが判明しました。

2例目は、ギザ(Giza)県に住む15歳の少女です。2012年3月25日に発症し、3月29日に重篤な状態で入院しました。オセルタミビルによる治療を受けましたが、3月31日に死亡しました。患者は中央公衆衛生研究所(NIC)で3月31日に検査室診断されました。

感染源への疫学調査が続いています。

エジプトでは、現在までに166例の患者が確認され、そのうち59例が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Egypt-update
http://www.who.int/csr/don/2012_04_02/en/index.html