2012年04月26日更新 アメリカで髄膜炎が発生しています

髄膜炎菌性髄膜炎は、髄膜炎菌がうつることによってかかる病気で、患者の咳やくしゃみによって飛び散った唾液などを直接吸いこむことにより、人から人へうつります。

髄膜炎菌性髄膜炎は、流行する細菌性髄膜炎のひとつであり、通常は、季節によって小規模な集団発生を起こします。温帯地域では、冬から春にかけて、患者数が増加します。

アメリカ大陸では、2011年から2012年の初めに、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、米国、メキシコ、ウルグアイ、ベネズエラで、髄膜炎菌性髄膜炎患者の発生報告がありましたが、そのほとんどは、コントロール可能な、小規模な集団発生でした。ボリビアでは、10年間発生報告がなかった地域で患者が発生したというような、注目された事例もあります。

患者の多くは、B型とC型の血清型によるものでしたが、Y型やW-135型の血清型によるものも増加しています。ブラジルでは、2009年にC型による流行が起こった後、C型に対するワクチンが定期予防接種に導入されました。

患者数、致死率、関係した血清型やその他の疫学データに関する歴史的な情報が不十分なので、地域の状況の特徴や評価が正確に行えません。

PAHO(汎米保健機関)は加盟国に対して、迅速に集団発生を探知し、適切に対応するために、サーベイランスと検査体制を強化するよう奨励しています。

心配な場合には早めの受診を

突然の発熱、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状がみられた場合は、できる限り早く医療機関を受診してください。

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・感染症情報: 髄膜炎菌

出典

PAHO:髄膜炎菌性髄膜炎(2012年4月24日)
http://new.paho.org/hq/index.php?option=com_content&task=view&id=6690&Itemid=2291