2012年07月19日更新 米国で百日咳の患者数が増えています

 百日咳は、百日咳菌によって起こる病気で、人から人に感染します。主に、患者の咳やくしゃみによって飛び散ったしぶきを吸いこむことで感染します。感染してから5日から10日後(最大約3週間後)にかぜのような症状で始まり、次第に咳が激しくなります。特に乳児では重症になり、呼吸ができなくなって、命にかかわることもあります。百日咳は、予防接種で予防することができます。また、抗菌薬で治療することができます。

 百日咳は、日本国内でも発生しています。米国では、3年から5年ごとに患者が増える年があり、しばしば集団発生を起こします。

 米国では、昨年に比べて、百日咳の患者数が増えています。暫定的なサーベイランスの結果によりますと、7月12日までに1万7000人以上の患者が報告されています。また、百日咳に関連して10人が死亡したと報告されています。死亡者の大部分は3か月未満の乳幼児でした。罹患率(一定の期間に発生した患者の人口に対する割合)は、どの年齢層でも増えていますが、1歳未満で最も高く、2番目に高いのは7歳から10歳です。また、13歳から14歳でも割合が増えています。

 日本では、定期の予防接種として、百日咳を含む三種混合ワクチンの予防接種が行われていますが、4回接種を済ませていない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方は、渡航する前に、早めに医師の診察を受けて、予防接種について相談してください。

出典

CDC Pertussis Outbreaks
 http://www.cdc.gov/pertussis/outbreaks.html