2012年10月22日更新 ウガンダでマールブルグ病(出血熱)が発生しています

マールブルグ病はマールブルグウイルスが感染することで起こる病気で、病気に感染した動物や人から感染します。発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛で発病し、吐き気、嘔吐、下痢などの症状の後、全身に発疹が現れ、進行すると体のいろいろな部分から出血し死亡する確率の高い病気です。

2012年10月21日に公表されたWHOの情報によりますと、ウガンダ保健省はウガンダ南西部カバレのKitumba亜郡でマールブルグ出血熱が発生したと発表しました。

ウガンダウイルス研究所(UVRI)で検査された3人の患者の血液検体でマールブルグが陽性になりました。アウトブレイクの調査は継続して行われています。保健省(MOH)はアウトブレイクを制御するためにパートナーと密接に連携を取り合っています。

MOHとWHOは患者との接触調査を含めたアウトブレイクの調査と対策を支援するため発生地区へチームを派遣しました。国と地区の対策チームが再開されました。

WHOは必要に応じて政府に対し、アウトブレイクへの対策としてその地域での調整、感染防御と対策(IPC)、サーベイランス、疫学、情報公開と社会的動員、人類学的な分析、物資調達を支援しています。

このアウトブレイクに対し、WHOはウガンダへの渡航制限や貿易の制限を推奨しません。

●感染症情報:マールブルグ病https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name49.html

出典

WHO GARMarburg haemorrhagic fever in Uganda

http://www.who.int/csr/don/2012_10_21/en/index.html