2013年05月07日更新 中米でのコレラの流行状況について (更新3)

 コレラは、コレラ菌によって、下痢や嘔吐が生じる病気です。軽くすむことも多いですが、重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡することもあります。

 5月1日に公表された米国疾病予防管理センター(CDC)の情報によりますと、ハイチとドミニカ共和国でコレラが流行しています。

〇ハイチの状況
 
ハイチでは2010年10月以降、コレラの流行が続いています。ハイチの保健・人口省(Ministere de la Sante Publique et de la Population)によりますと、流行の始まりから3月31日までに報告されたコレラの患者は合計652,730人に達しており、そのうち8,060人が死亡しています。また、患者のうち360,934人(55.3%)が入院しました。ハイチの10県すべてで患者の発生が報告されています。首都であるポルトープランス(Port-au-Prince)では、流行の始まりからの累積報告数は176,100人です。ポルトープランスの患者には、カルフール(Carrefour)、シテ・ソレイユ(Cite Soleil)、デルマス(Delmas)、ケンスコフ(Kenscoff)、ペティオン村(Petion Ville)、ポルトープランス(Port-au-Prince)、タバー(Tabarre)からの患者が含まれています。

〇ドミニカ共和国の状況
 
ドミニカ共和国でも、2010年11月以降、コレラの流行が続いています。ドミニカ共和国の保健省(Ministerio de Salud Publica y Asistencia Social)によりますと、昨年1年間で7,860人の疑い患者が報告されており、コレラに関連して死亡したと疑われる患者は66人発生したと報告されています。今年は4月6日時点で、892人の疑い患者が報告されており、コレラに関連して死亡したと疑われる患者は14人発生したと報告されています。

 中米へ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、以下の対策を行ってください。

  ●飲料水や歯みがき、うがいの水にはミネラルウォーターを使うか、十分に沸騰させた水を使
   うこと。氷は生水から作られている可能性があるので食べないこと。

  ● 食事は加熱されたものを、冷めないうちに食べること。

  ● 食事の前、トイレの後には石けんと水で十分に手洗いすること。

  ● 下痢になった場合、以下の作り方で作った水を十分にとり、できるだけ早く医療機関で診療
     を受けること。

Cholera_ver2_03.jpg

感染症情報: 食べ物・水にご注意を! コレラ

出典

CDC Travelers’ Health
Cholera in Haiti
http://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/watch/haiti-cholera.htm
Cholera in the Dominican Republic
http://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/watch/cholera-dominican-republic.htm

参考

FORTH 新着情報
中米でのコレラの流行状況について (更新2) (2013年4月11日)
http://www.forth.go.jp/topics/2013/04111120.html