2013年05月15日更新 英国で麻しん患者が増加しています (更新1)

5月14日付けで公表された欧州疾病予防管理センター(ECDC)の情報によりますと、英国のウェールズで麻しん患者が増加しています。

特に、アベルタウェ(スウォンジ)、ブロー・モルガンウッグ、ハウェル・ザー衛生局管内、ポーイスで1,039人の患者が報告されており、このうち85人が入院しました。ウェールズ全域での患者数は1,170人と報告されています。ウェールズ全域で臨時の予防接種が行われましたが、依然として43,000人が予防接種を受けていないものと推計されています。

麻しんは予防接種で予防することができる病気ですが、予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を受けたことがない方や1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方は、渡航する前に、早めに医師の診察を受けて、予防接種について相談してください。

出典

ECDCCOMMUNICABLE DISEASE THREATS REPORT
Week 19, Week 19, 5-11 May 2013
http://ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/Communicable-disease-threats-report-13-may-2013.pdf[PDF形式:658KB]

参考

FORTH 新着情報
ヨーロッパで麻しん患者が増加しています (2013年4月23日)
https://www.forth.go.jp/topics/2013/04231022.html

英国で麻しん患者が増加しています (2013年4月9日)
https://www.forth.go.jp/topics/2013/04091119.html