2013年09月12日更新 米国のフロリダ州でデング熱の患者が発生しています

 デング熱は、蚊によってうつる感染症で、熱帯・亜熱帯地方にみられます。発熱や関節痛、発疹などがみられます。

 フロリダ州の保健当局が公表した情報によりますと、フロリダ州内でデング熱の患者が発生しており、9月7日時点において、今年のデング熱の累計患者数は16人と報告されています。

 患者のうち15人はマーティン(Martin)郡で感染しました。7月に発症した患者が4人、8月に発症した患者が11人と報告されています。15人のうち9人はマーティン郡の住民ですが、4人はセントルーシー(St. Lucie)郡の住民で、2人はフロリダ州外の住民でした。

 また、患者のうち1人はマイアミ・デイド(Miami-Dade)郡の住民で、郡内で感染したと報告されています。この患者は8月に発症しました。

 なお、フロリダ州では、今年、デング熱の輸入例(発症前2週間にデング熱の流行地域への渡航歴がある患者)が74人報告されています。

 デング熱の患者が発生している地域へ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、蚊に刺されないよう対策をとってください。

蚊に刺されないための対策

可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。

長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。

流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。

子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を 

海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。

また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。

医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

 ● FORTH感染症情報 : デング熱 

出典

Florida Department of Health
Florida Arbovirus Surveillance Week 36: September 1 - 7, 2013
http://www.doh.state.fl.us/Environment/medicine/arboviral/pdfs/2013/2013Week36ArbovirusReport
_9-7-2013.pdf