2014年01月15日更新 ナミビアにおけるコレラの発生状況について

世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局(AFRO)の情報によりますと、ナミビアのクネネ(Kunene)州オプゥオ(Opuwo)では2013年11月16日からコレラの集団感染が報告されています。1月12日時点で316人の患者が報告されており、このうち11人が死亡しました(致死率は3.5%です)。10検体がコレラ菌(Viblio cholerae)O1、血清型Ogawa陽性となりました。オプゥオに隣接するルアカナ(Ruacana)でも2013年11月にコレラの集団感染が報告されました。

ナミビアに渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、以下の対策を行ってください。

  • 飲料水や歯みがき、うがいの水にはミネラルウォーターを使うか、十分に沸騰させた水を使うこと。氷は生水から作られている可能性があるので食べないこと。
  • 食事は加熱されたものを、冷めないうちに食べること。
  • 食事の前、トイレの後には石けんと水で十分に手洗いすること。
  • 下痢になった場合、以下の作り方で作った水を十分にとり、できるだけ早く医療機関で診療を受けること。

図.吸収のよい水の作り方

感染症情報

出典

AFROEpidemic& Pandemic alert and ResponseOutbreak News
Namibia: Cholera (Situation as of12 January 2014)
http://www.afro.who.int/en/clusters-a-programmes/dpc/epidemic-a-pandemic-alert-and-response/outbreak-news.html