2016年11月25日更新 コレラの発生- イエメン(更新3)

 2016年11月24日に、WHO東地中海地域事務局(EMRO)から公表された情報によりますと、イエメン保健省から、新たにコレラ患者およびコレラに関連する死亡者の数値が発表されました。

情報の詳細

 イエメン保健省は、全国でのコレラ患者の数値報告を更新しました。

 2016年11月24日までに、死亡者68人を含め、疑い患者6,119人が報告されました。報告されたのは、Sana'a(サナア)市とAden(アデン)、Amran(アムラーン)、Al-Hudaydah(フダイダ)、Al-Bayda'a(バイダー)、Al-Dhale'a(ダーリウ)、Ibb(イッブ)、Hajjah(ハッジャ)、Lahj(ラヒジュ)、Ta'izz(タイズ)、Sana'a(サナア)の各県からでした。これまでに、コレラ患者99人が検査により確定診断されています。

 患者の増加率は下がってきていますが、新たな患者は調査や対策が及んでいない地域から報告されています。

 WHOは、健康/水と衛生環境を整備するための合同チーム(joint Health and WASH taskforce)を通して、イエメン保健省、ユニセフ、加盟する非政府組織(NGO)などと共同で全体の調和をとりながら、この流行への対策活動に取り組んでいます。

 感染が発生した県のうち21か所でコレラ治療センターが開設されました。また、国の全県で急性水様性下痢症に対する調査が強化されています。医療従事者には患者を管理するための訓練が行われ、IV型補液、経口補水液、飲料水用の塩素消毒の錠剤など必需品が感染の発生している地域に配給されています。

 WHOは、衛生環境の強化を通して、コレラの予防やその他の下痢症に対する国民の意識を高めるために、住民の地域活動や健康維持への教育活動も支援しています。

 イエメンには、急性水様性下痢症が常在しており、国の衛生システムの能力を延ばしながら、下痢症との戦いを続けています。流行が発生している地域には760万を超える人々が暮らしています。加えて、300万を超える国内避難民がいます。

出典

EMRO/WHO. News, Surveillance, forecasting and response. 17 November 2016
Cholera update in Yemen, 24 November 2016
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/cholera-cases-in-yemen-24-november-2016.html