2017年06月16日更新 コレラ流行の再興- イエメン (更新3)

 2017年6月10日付けでWHO東地中海地域事務局(EMRO)から、イエメンで再興しているコレラの発生情報が更新されました。

情報の詳細

 イエメン国民保健省は、2017年6月3日から6日までに、新たに国内で13,912人のコレラ患者を記録しました。2016年10月に流行が始まって以降、この国では、死亡者746人を含め、累積コレラ疑い患者96,219人が報告されました。

 イエメンにコレラは常在していますが、2017年4月27日以降の以降、この国ではコレラの大流行が発生しました。コレラは、全国19行政府268地区で発生しました。患者の死亡率は0.8%で、緊急事態の閾値1%に近くなっています。

 WHOは、流行を鎮めるためにコレラ対策への取り組みを強化しています。取り組みには、コレラ治療センター 4か所と経口補水液の補給センター 16か所の開設、患者を管理する医療関係者の訓練、コレラ患者の調査への管理と流行への対策を実施する緊急対策チームの派遣、イエメンの疾病に対し早期に警報を発信するための調査体制の強化、治療施設への緊急医療物資の供給などが含まれています。

 続けられている対策への取り組みは、症状のある患者を発見することの限界、人々の移動や移住、医療施設の利用への貧弱な環境、食料供給への不安や栄養失調によって、大きく妨げられています。

出典

EMRO/WHO. Surveillance, forecasting and response. 10 June 2017
Weekly update - cholera in Yemen
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/outbreaks/weekly-update-cholera-in-yemen-10-june-2017.html