2017年07月04日更新 コレラ流行の再興- イエメン (更新6)

 2017年6月29日付けでWHO東地中海地域事務局(EMRO)から、イエメンで再興しているコレラの発生情報が更新されました。

情報の詳細

 イエメン国民保健省は、2017年6月22日から27日までに、関連する死亡者183人を含めて、合計で39,688人のコレラ患者を記録しました。2016年10月に流行が始まってから6月27日までに、累積死亡者数1,416人を含め、累積のコレラ疑い患者数は224,989人を記録しました。

 全体での患者の致死率は0.6%です。しかし、いくつかの地域、特定の年齢層では、これよりも高くなっています。イエメンにコレラは常在していますが、2017年4月27日以降、この国はコレラ患者の急増に見舞われており、1日に報告される患者数は5,000人近くになっています。現在も続く内戦、医療保健施設や上下水道などの環境破壊、栄養不足などにより、国民がコレラを含む病気に対してこれまで以上に罹りやすい状況が起きています。

 WHOと医療支援組織は、コレラ対策会議を通して、国レベル、地域レベルで、コレラ対策の向上に取り組む担当省庁に対し、精力的に支援を行っています。取り組みには、下痢症治療センターの設立と経口補水液の補給センターの開設、患者を管理する医療関係者の訓練、地域社会での飲み水の浄化、コレラ患者の調査の運営や流行への対策を実施する緊急対策チームの派遣、イエメンの疾病に対し早期に警報を発信するための調査体制の強化、治療施設への緊急医療物資の供給などが含まれています。

出典

EMRO/WHO. Surveillance, forecasting and response. 29 June 2017
Weekly update - cholera in Yemen
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/outbreaks/weekly-cholera-yemen-29-june-2017.html