2017年12月27日更新 コレラ流行の再興- イエメン (更新14)

 2017年12月19日付けのWHO東地中海地域事務局(EMRO)のサイトで、イエメン公衆衛生・国民省より12月19日までのコレラ患者および死亡者の数が公表されました。

情報の詳細

 イエメン公衆衛生・国民省は、2017年4月に起きた(コレラの)流行の第2波により、関連する死亡者2,225人を含めて、疑い患者の累積数が983,484人になったことを発表しました。

 全体を通しての致死率は低い状態で留まっています(致死率0.23%)。これまでの数週間よりも、疑い患者数、死亡者数ともにかなり減少してきており、報告される患者数は低下の傾向を示しています。感染の発生した305地区のうち、3つの主要都市Al Mahrah(マフラ)、Mokalla(モッカラー)、Seyoun(サユーン)にある44地区では、この2週間、確定患者も疑い患者も報告されませんでした。

 コレラ患者の急増は、現在も続く内紛によって、健康保健(サービス)、水道、衛生環境などの基盤が破壊され、栄養失調の増加で、コレラなど、この国に常在する感染症に国民が罹りやすくなっていることが原因となっています。

 WHOと健康医療・支援組織は、緊急対策会議を通して、国レベル・地域レベルでコレラ対策の向上に取り組む保健省を、支援しています。これにより、行政支援や物資の供給、患者の管理への医療従事者の研修、地域での飲み水の浄化、コレラ患者の調査を主導し感染発生に対処する緊急対策チームの派遣、イエメンで発生する病気の早期警戒・監視体制の強化などが、行われています。

出典

EMRO/WHO. Surveillance, forecasting and response. 19 December 2017
Outbreak update - cholera in Yemen
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/outbreaks/outbreak-update-cholera-in-yemen-19-december-2017.html