2018年01月22日更新 大規模な麻しんワクチンの接種キャンペーン -ソマリア

 2018年1月7日付けでWHOから情報が公開された情報によりますと、ソマリア連邦政府・保健省は、WHO、UNICEFと共同で、(今年も)大規模な麻しんワクチンの接種キャンペーンを行うことを決定しました。

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 ソマリア連邦保健省は、WHOとユニセフの協力を得て、全国で5日間の麻疹キャンペーンを行うことを決定しました。Puntland(プントランド)では6か月から10歳までの100万人の子どもを対象に、全国では420万人を対象に実施されます。

 2017年には、干ばつによる緊急事態の中、合計23,002人もの麻しん疑いの患者が報告されました。これは、前年に比べると、驚異的に高い数値です。このうち、83%が10歳未満の子どもでした。

 WHOソマリア代表Ghulam Popal博士は、次のように述べています。「WHOは、優先的に保健省を支援し、麻しんなどの感染症の発生を制御し、ソマリアのすべての子どもが着実に高い接種率を維持できるように、各地の保健当局や支援組織と緊密に連携を図っています。」。しかし「有効なワクチンを活用できるにもかかわらず、依然として、麻しん患者が報告されていることは残念です」とも、彼は付け加えています。

 流行の発生に対応して、2017年には3月と4月に2回の麻しんワクチンの接種キャンペーンが実施されました。9か月から5歳の子どもたち516,934人に接種が行われています。

 「UNICEFは、支援組織と協力しながら、2017年に干ばつの影響を受けた子どもや家族に対して、(ワクチン接種で)大きな成果をあげました。」「しかし、まだ、危機は終わっていません。飢餓の脅威は広範囲に蔓延し続けており、麻しんなどの病気もまた、蔓延を続けています。この生命にかかわる病気から子どもたちを守る唯一の方法は、大規模な予防接種キャンペーンを行うことです。そして、私たちは体制を引き締めながら、2018年も緊急的な取り組みを続けていきます。」と、UNICEF代表者Jesper Moller氏は述べています。

 このキャンペーンでは、麻しんワクチンとともに、子どもたちに効果のある必要量のビタミンAも投与しています。WHOやUNICEFの支援を受けた社会活動員や保健医療従事者たちは、ワクチン接種回数すべてを完結していなかったり、免疫能を持っていなかったりする大人にも、ワクチンの接種を勧めています。

出典

EMRO/WHO. Somalia, Countries. 7 January 2018
One million children in Puntland and 4.2 million nationwide vaccinated against measles
http://www.emro.who.int/som/somalia-news/one-million-children-in-puntland-and-42-million-nationwide-to-be-vaccinated-against-measles.html