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A. タンザニア感染症情報
1 感染症の流行状況
タンザニアでは、次のような病気がみられます。
| 食べ物・水から感染する病気 |
虫が媒介する病気 |
その他の疾患 |
| ○腸チフス、パラチフス |
○マラリア |
○B型肝炎 |
| ○A型・E型肝炎 |
○デング熱 |
○破傷風 |
| ○コレラ、赤痢 |
○黄熱 |
○狂犬病 |
| ○食中毒 |
○ペスト |
○エイズ |
| ○経口寄生虫疾患 |
○トリパノソーマ症 |
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○リーシュマニア症 |
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○フィラリア症 |
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○感染症流行状況
現在、次のような感染症が発生・流行しています。
2001年にWHOから、タンザニアでのコレラの流行が報告されています。
2001年11月〜2002年2月にタンザニア西部のKibondo地区の難民キャンプで6名の死亡患者を含む84名の髄膜炎患者が報告されました。A群髄膜炎菌が分離されました。また、Kibondo地域のNdutaとKaragoの難民キャンプで、2002年7月1日〜8月23日に4例の死亡患者を含む90例の疑い患者が報告されました。
また、2002年に133名の死亡患者を含む3,646名のコレラ患者発生をWHOに報告しました。
| ◎2002年、全国の空港検疫所でタンザニアから帰国した旅行者2名から食中毒菌が検出されています。また、感染症発生動向調査によるとタンザニアで感染した報告はありません。(国立感染症研究所:感染症週報より) |
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2 タンザニアでの病気の予防方法
旅行中はどうしても疲れや飲み過ぎ、食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなります。
そこで病気を予防する上で注意したいことを紹介します。
(1)注意したい食べ物
| ◎刺身・生ガキなど: |
日本の食習慣と同じように生ものを食べるのは、一流レストラン、高級ホテルでも油断できません。食中毒やコレラの危険があります。 |
| ◎アイスクリーム等 : |
屋台で売っているアイスクリ−ムなどの乳製品は細菌が発育しやすいものが多く入っているため、不衛生的な店や温度の管理が悪い屋台では避けてください。 |
| ◎生 野 菜・果 実: |
市場や屋台などで蠅がたかっているようなものは避けてください。赤痢や食中毒、寄生虫に感染する危険があります。 |
| ◎生 水 ・ 氷: |
大都市では水道の設備はありますが、水質が悪く病原菌や肝炎ウイルスに汚染されていることもあるので生水は決して飲まないこと。飲料水が欲しい時はミネラルウォ−タ−かボイルドウォ−タ−を注文してください。また、氷は生水から作られることが多いのでなるべく取らないこと。 |
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(2)注意したいこと
| ◎野 犬: |
他のアフリカ諸国よりも多くはありませんが、タンザニアでも狂犬病ウイルスを持った犬がいますので、野犬には近寄らないようにしましょう。また、野犬などの動物にかまれたら、すぐに信頼できる病院で、狂犬病発病予防のためのワクチンを接種しましょう。 |
| ◎裸足で歩くこと: |
ある種の寄生虫や破傷風菌は皮膚から感染します。傷があればもちろんのこと、傷がなくても皮膚を食い破って寄生虫の幼虫が侵入することもありますので決して裸足で歩かないようにしましょう。 |
| ◎蚊 に 注 意: |
マラリアにかからないためには、蚊に刺されないことが大事です。マラリアを媒介する蚊は夕方から活動しますので、外出時には肌を露出しない服装をすること、寝る時には蚊帳を使用すること、防虫スプレ−や蚊取り線香も使用することを考えてください。 |
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3 予防接種
タンザニアは黄熱の常在国に指定されています。旅行経路(出発国)によっては、入国時に黄熱の予防接種証明書の呈示が要求されます。また、地方への旅行や長期滞在の場合には、一般に黄熱、A型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。予防接種は、これまでの予防接種歴、滞在期間、旅行形態、出発までの期間でかわりますので、詳しいことはお近くの検疫所に問い合わせてください。
4 マラリア情報 (WHO
INTERNATIONAL TRAVEL AND HEALTH 2003)
標高1,800m以下の全土に、年間を通して熱帯熱マラリアが存在しています。
マラリアの中でも熱帯熱マラリアは、放置すると重症化したり死に至る熱病です。もし流行地滞在中や、流行地を離れた後4週間以内に38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関でマラリアの相談をしてください。
マラリアは蚊によって感染する熱病です。防虫剤等で蚊を防ぎましょう。マラリアに有効なワクチンはなく、予防薬を服用する方法があります。副作用に注意が必要ですが、感染リスクが高く適切な治療を受けることができない地域に滞在する場合には、流行地滞在の1週間前から流行地を離れてから4週間まで服用する方法があります。
予防薬としては、メフロキン(Mefloquine) [商品名 メファキン (Mephaquin), ラリアム(Lariam)など、週1回服用] が有効です。日本でも認可されており、医療機関での処方となります。
B.
タンザニア医療情報
1 病気になった時
(1)処置
タンザニアでは、熱帯地域特有の感染症や風土病が流行しており、特にマラリアや肝炎などは広い範囲にわたって流行しています。その他、コレラ、赤痢、食中毒などの消化器系感染症、ウイルス性出血熱、寄生虫疾患などの感染症が発生しています。
このような感染症の蔓延している地域では日本と異なる気候風土のために体力の低下が引金となり病気に感染しやすくなります。
このように日本にない病気もあり、抗生剤の乱用などの素人療法で逆に治療が遅れ、取り返しがつかなくなる危険があります。一時的に日本より持参した市販薬を使用するのは差し支えありませんが、体調に異常がある方は速やかに現地の病院を受診してください。
(2)タンザニア国内の医療機関
タンザニアの医療レベルは低く、特に公立の病院では、医師数、医薬品が慢性的に不足しており、緊急の場合を除きお勧めできません。
そのため、タンザニアに滞在する外国人が利用できるのは私立病院だけです。公立病院に比べると全ての面で勝っています。しかし、私立の総合病院でも比較的軽い疾患であれば問題はありませんが、外科的手術を要する疾患や内科でも高度な検査などが必要な疾患では日本に帰国するか近隣の医療先進国(ケニア、南アフリカ、ヨ−ロッパ)に移送しなければなりません。
医療費は、国公立病院は診療、入院費は一切無料ですが私立病院はかなり高くなります(特に外国人は)が安心のためには仕方ないでしょう。
また、診察時や入院時に日本的なサ−ビスや情緒を期待したり、食事に期待するとトラブルとなることもありますので注意をしてください。
参 考:外務省 在外公館医務官情報(2001年5月)
Aga Khan Hospital
(アガカーン病院): |
住所:Ocean Road, Dar es Salaam
TEL :022-2115151
病室の設備が充実 |
Regency Medical Center
(リージェンシー病院): |
住所:Aly Khan Road, Dar es Salaam
TEL :022-2150500
CTスキャン有り |
TMJ Hospital
(TMJ病院): |
住所:Old Bagamoyo Road, Dar
es Sallam
TEL :022-2700007 |
Mission Mikocheni Hospital
(ミコチェニ病院): |
住所:Mikocheni, Dar es Salaam
TEL :022-2700021
CTスキャン有 私立医学大学を併設 |
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| 在タンザニア日本大使館 |
Embassy of Japan, Plot 1018,
Ali Hassan Mwinyi Road,Dar es Salaam, Tanzania.
(P.O. Box 2577)
TEL (255-22)2115827, 2115829, 2117383, 2117384 |
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警 察
| ダルエスサラーム中央警察署 |
TEL 21266 |
| オイスタ−ベイ警察署 |
TEL 67322 |
| セランダ−警察署 |
TEL 29806 |
| 消 防(火災)救急車 |
局番なし 999 |
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上記の国立病院には救急車が整備されていますが、時間がかかるなど当てにはなりませんのでタクシ−などを利用した方が確実です。重症で一刻を争うような場合にはナイロビ(ケニア)からフライングドクタ−を要請するか、チャ−タ−機を手配した方が賢明です。
2 帰ってからの過ごし方
帰国して最初に受けるのは検疫です。滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談してください。赤痢やコレラでも軽い症状ですんでしまうことが多いのですが、感染力は思ったより強いので、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・・。
また、潜伏期間といって感染してから一定の期間がたたないと発病しない病気が数多くあります。検疫時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることがあり、症状が出た時には、速やかに医師の診察を受けましょう。診察を受ける際には滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニに刺されていたらそのことや、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。
帰国時に体に異常があればお気軽に検疫所へ相談してください。
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