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A.
ジンバブエ感染症情報
1 感染症の流行状況
ジンバブエでは、次のような病気がみられます。
| 食べ物・水から感染する病気 |
虫が媒介する病気 |
その他の疾患 |
| ○腸チフス、パラチフス |
○マラリア |
○B型肝炎 |
| ○A型・E型肝炎 |
○ペスト |
○破傷風 |
| ○コレラ、赤痢 |
○フィラリア症 |
○狂犬病 |
| ○食中毒 |
○トリパノソーマ症 |
○エイズ |
| ○寄生虫疾患 |
○リーシュマニア症 |
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○感染症流行状況
現在、次のような感染症が発生・流行しています。
ジンバブエは、熱帯地域に位置していますが、国土のほとんどが高原であるため亜熱帯となり、比較的温暖で過ごしやすい気候になっています。9〜3月が夏、4〜8月がいわゆる冬にあたりますが、消化器系感染症の流行には多少の差がある程度で余り変化はありません。
また、破傷風、肝炎、性病、ウイルス性出血熱、狂犬病、熱帯地方特有の寄生虫感染症も季節にかかわらずに発生しています。
2002年に190名の死亡患者を含む2,893名のコレラ患者発生をWHOに報告しました。
| ◎2002年、全国の空港検疫所でジンバブエから帰国した旅行者からの病原菌の検出はありません。また、感染症発生動向調査においてもジンバブエで感染した報告はありません。(国立感染症研究所:感染症週報より) |
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2 ジンバブエでの病気の予防方法
旅行に出かけるとどうしても疲れや飲み過ぎ、食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ちてしまいます。このような場合、体に病原体が入ると簡単に病気になってしまいます。
ジンバブエには様々な感染症や風土病がありますが、消化器系の感染症であれば食べ物に注意し、体調を整えておくだけでも、かなり病気予防ができます。
そこで病気を予防する上で注意したいことを紹介します。
(1)注意したい食べ物
| ◎アイスクリ-ムなど: |
屋台で売っているアイスクリ−ムなどの乳製品は細菌が発育しやすいものが多く入っているため不衛生的な店や温度の管理が悪いところでは、避けてください。 |
| ◎生 野 菜・果 実 : |
市場や屋台などで蠅がたかっているようなものは避けてください。赤痢や食中毒、寄生虫に感染する危険があります。 |
| ◎生 水: |
ジンバブエはアフリカで唯一水道から直接水が飲めるほど水質良く、特に問題はありません。しかし、より安全を求められるのであれば煮沸や濾過をしたほうが良いでしょう。 |
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(2)注意したいこと
| ◎蚊 に 注 意 : |
マラリアは発生地域が限られていますが、年間数万人の患者が報告されています。流行地に出掛ける際には、蚊に刺されないことが大事です。マラリアを媒介する蚊は夕方から活動しますので、外出時には肌を露出しない服装をすること、また、寝る時には蚊帳を張ること。防虫スプレ−も忘れずに・・・。 |
| ◎蝿 も 用 心 : |
ジンバブエには、不思議な蠅がいます。この蠅は洗濯物などに卵を産みつけ、それを知らないで着ていると幼虫が皮膚に潜り込み、潰瘍などを引き起こすエイリアンのような生き物です。洗濯物にはアイロンをかけて熱で卵を殺すか、部屋の中に干すかしなければなりません。 |
| ◎裸足や水遊びは禁物 : |
ある種の寄生虫は皮膚から感染します。傷があればもちろんのこと傷がなくても皮膚を食い破って寄生虫の幼虫が侵入することもあります。また、傷から破傷風菌が入ることもありますので、裸足で歩いたり、河川などでの水遊びには要注意です。 |
| ◎野犬に手を出すこと: |
ジンバブエでは他のアフリカ諸国よりは少ないようですが、狂犬病ウイルスを持った犬がいますので、野犬(特によだれを流している犬)には近寄らないようにしましょう。また、野犬などの動物にかまれたら、信頼できる病院で、狂犬病発病予防のためのワクチンを接種しましょう。 |
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3 予防接種
旅行経路(出発国)によっては、入国時に黄熱の予防接種が要求されます。また、地方への旅行や長期滞在の場合には、一般にA型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。予防接種は、これまでの予防接種歴、滞在期間、旅行形態、出発までの期間でかわりますので、詳しいことはお近くの検疫所に問い合わせてください。
4 マラリア情報
(WHO INTERNATIONAL TRAVEL AND HEALTH 2003)
病原性の強い熱帯熱マラリアが、標高1,200 m以下の地域では11月から6月にかけて、Zambezi渓谷では年間を通して存在します。HarareやBulawayoではほとんどありません。
マラリアの中でも熱帯熱マラリアは、放置すると重症化したり死に至る熱病です。もし流行地滞在中や、流行地を離れた後4週間以内に38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関でマラリアの相談をしてください。
マラリアは蚊によって感染する熱病です。防虫剤等で蚊を防ぎましょう。マラリアに有効なワクチンはなく、予防薬を服用する方法があります。副作用に注意が必要ですが、感染リスクが高く適切な治療を受けることができない地域に滞在する場合には、流行地滞在の1週間前から流行地を離れてから4週間まで服用する方法があります。
予防薬としては、メフロキン(Mefloquine) [商品名 メファキン (Mephaquin), ラリアム(Lariam)など、週1回服用]が有効です。日本でも認可されており、医療機関での処方となります。
B.
ジンバブエ医療情報
1 病気になった時
(1)処置
ジンバブエは、首都ハラ−レを中心にした高原地域は比較的衛生状態が良い方だといえますが、カリバ湖、ビクトリア滝を含めた低地域では、他のアフリカ諸国と同じように衛生的ではありません。
首都ハラ−レ近郊であれば、特に注意しなければならない感染症はコレラ、赤痢、食中毒などの消化器系感染症や肝炎、エイズを含む性病などです。しかし地方に行けば、この他に破傷風、狂犬病、マラリアや住血吸虫などの寄生虫疾患が流行しており、日本と異る気候風土のために体力の低下が引き金となって、より病気に感染しやすくなることが考えられます。
日本にない病気もあり、抗生剤の乱用などの素人療法で逆に治療が遅れ、取り返しがつかなくなる危険があります。一時的に日本より持参した市販薬を使用するのは差し支えありませんが、体調に異常がある方は速やかに現地の病院を受診してください。
(2)ジンバブエ国内の医療機関
ジンバブエの医療機関は、首都ハラ−レでは他のアフリカ諸国に比較すると整備されており、医療水準もかなり高いものがあります。ハラ−レには総合病院や個人のクリニックも多数あります(白人の医師が多い)ので病気になった場合でも安心して治療を受けることができます。
一般の手術では特に問題はありませんが、脳神経外科などの特殊で高度な技術を要する手術はできませんので、日本に帰国するか、ヨ−ロッパへ移送したほうが良いでしょう。
医療費に関して情報がありませんが、私立病院では他の国と同じように外国人旅行者に対しては、高額の医療費を請求される恐れがありますので注意してください。
このほか薬は医師の処方箋によって薬局で自由に購入できますし、頭痛薬などの簡単な薬であれば処方箋も必要ありません。
参 考:外務省 在外公館医務官情報(2001年5月)
| ハラーレ市 |
| TRAUMA CENTRE: |
住所:17 Lanarak Road HARARE
TEL :04-703292/705535
24時間対応 検査センター併設 |
| 24HOUR EMERGENCY ROOM: |
住所:52 BAINS AVENUE HARARE
TEL :04-705434/705464
24時間対応 検査センター併設 |
| AVENUE CLINIC: |
住所:CONER MASOWE STREET/BAINS
AVENUE HARARE
TEL :04-732055
私立病院 受診には開業医の紹介が必要 |
| MARS(Medical Air Rescue Service): |
TEL :04-734513
有料の救急搬送会社(US40ドルからUS60ドル)
24時間対応 |
| ブラワヨ市 |
| BURAWAYO CENTRAL HOSPITAL: |
住所:CORNER SAINT LUKES WAY
/ LEOPORD TAKAWIRA STREET
TEL :09-72111
24時間対応 |
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| 在ジンバブエ日本大使館: |
Embassy of Japan,4th Floor
Social Security Centre, Corner Second Streert / Julius Nyerere
Way, Hara, The Republic of Zimbabwe.
TEL (263-4)250025 |
| 緊急(警察・消防・救急車共通) 局番なし 99,720206 |
| ハラレ中央警察 TEL 700101 |
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2 帰ってからの過ごし方
帰国して最初に受けるのは検疫です。滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談してください。赤痢やコレラで軽い症状ですんでしまうことが多いのですが、感染力は思ったより強いので、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・・。
また、潜伏期間といって感染してから一定の期間がたたないと発病しない病気がほとんどです。コレラや赤痢では1日から1週間、マラリアでは10日から4週間、肝炎や寄生虫にいたっては、数週間から数か月に及ぶことがあります。
検疫時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることがあります。症状が出た時には、速やかに医師の診察を受けましょう。診察を受ける際には滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニに刺されていたらそのことや、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。
帰国時に体に異常があればお気軽に検疫所へ相談してください。
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