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A. ナイジェリア感染症情報
1 感染症の流行状況
ナイジェリアでは、次のような病気がみられます。
| 食べ物・水から感染する病気 |
虫が媒介する病気 |
その他の疾患 |
| ○腸チフス、パラチフス |
○マラリア |
○B型肝炎 |
| ○A型・E型肝炎 |
○デング熱 |
○流行性髄膜炎 |
| ○コレラ、赤痢 |
○黄熱 |
○狂犬病 |
| ○食中毒 |
○フィラリア症 |
○エイズ |
| ○寄生虫疾患 |
○トリパノソーマ症 |
○破傷風 |
| ○ポリオ |
○リーシュマニア症 |
○ラッサ熱 |
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○感染症流行状況
現在、次のような感染症が発生・流行しています。
ナイジェリアは、熱帯地域に属しており、国土のほとんどが低地であるため、その気候は一年を通して高温・多湿ですが、海岸に位置するナイジェリア最大の都市ラゴスと内陸部の都市カノでは気候が多少異なり、ラゴスは最高気温35℃、最低が20℃で4〜10月が雨季、11〜3月がいわゆる乾季にあたります。カノでも同じように雨季と乾季にわかれますが、気温は最高40℃を越え(3〜5月)、最低気温は10℃以下に下がります(1月)。
消化器系感染症は、多少の差がある程度で発生にあまり変化はなく一年中流行しています。
2000年に黄熱の流行が報告されています。
2002年に全国で154名の死亡患者を含む5,429名のコレラ患者発生をWHOに報告しました。
| ◎2002年、全国の空港検疫所でナイジェリアから帰国した旅行者からの病原菌の検出はありません。また、感染症発生動向調査によると国内でナイジェリアから帰国した旅行者から三日熱マラリア患者1名、型不明マラリア患者1名が報告されています。(国立感染症研究所:感染症週報より) |
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2 ナイジェリアでの病気の予防方法
旅行中はどうしても疲れや飲み過ぎ、食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなります。
そこで病気を予防する上で注意したいことを紹介します。
(1)注意したい食べ物
| ◎アイスクリームなど: |
屋台で売っているアイスクリ−ムなどの乳製品は細菌が発育しやすいものが多く入っているため不衛生な店や温度の管理が悪いところのものは避けてください。 |
| ◎生野菜・果 物: |
市場や屋台などで蝿がたかっているようなものは避けてください。赤痢や食中毒、寄生虫に感染する危険があります。果物は皮を剥いて食べるものなら大丈夫です。 |
| ◎生 水: |
都市では、水道設備が一応ありますが水質は悪く、病原体や肝炎ウイルスに汚染されいることもありますので絶対に飲まないようにしましょう。煮沸や濾過をした水かミネラルウォ−タ−が安全です。氷も生水から作られていることも忘れずに。 |
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(2)注意したいこと
| ◎蚊
に 注 意 : |
マラリアを媒介する蚊は夕方から活動しますので外出時には肌を露出しない服装をすること、また、寝る時には蚊帳を張ること。防虫スプレ−や蚊取り線香を忘れずに。 |
| ◎蝿
も 用 心 : |
ナイジェリアには洗濯物などに卵をうみつけ、知らないで着ていると幼虫が皮膚に潜り込み潰瘍などを引き起こす蠅がいます。洗濯物にはアイロンの熱で卵を殺すか、部屋の中に干すようにしましょう。 |
| ◎裸足や水遊びは禁物: |
メジナ虫と呼ばれる寄生虫は水の中にいるミジンコを間違って摂取することによって感染します。破傷風菌は土の中におり傷口から感染します。感染予防のためには裸足で歩いたり、河川などで水遊びを絶対しないようにすることです。 |
| ◎野犬に手を出すこと: |
ナイジェリアでは狂犬病ウイルスを持った犬がいますので、野犬には近寄らないようにしましょう。野犬などの動物にかまれたら、すぐに信頼できる病院で、狂犬病発病予防のワクチンを接種しましょう。 |
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3 予防接種
ナイジェリアは黄熱の常在国に指定されています。旅行経路(出発国)によっては、入国時に黄熱の予防接種証明書の呈示が要求されます。また、地方への旅行や長期滞在の場合には、一般に黄熱、A型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。予防接種は、これまでの予防接種歴、滞在期間、旅行形態、出発までの期間でかわりますので、詳しいことはお近くの検疫所に問い合わせてください。
4 マラリア情報 (WHO INTERNATIONAL TRAVEL AND
HEALTH 2003)
年間を通して全土に熱帯熱マラリアが存在しています。マラリアの中でも熱帯熱マラリアは、放置すると重症化したり死に至る熱病です。もし流行地滞在中や、流行地を離れた後4週間以内に38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関でマラリアの相談をしてください。
マラリアは蚊によって感染する熱病です。防虫剤等で蚊を防ぎましょう。マラリアに有効なワクチンはなく、予防薬を服用する方法があります。副作用に注意が必要ですが、感染リスクが高く適切な治療を受けることができない地域に滞在する場合には、流行地滞在の1週間前から流行地を離れてから4週間まで服用する方法があります。
予防薬としては、メフロキン(Mefloquine) [商品名 メファキン (Mephaquin), ラリアム(Lariam)など、週1回服用]が有効です。日本でも認可されており、医療機関での処方となります。
B.
ナイジェリア医療情報
1 病気になった時
(1)処置
ナイジェリアでは熱帯地域特有の病気や風土病が流行しており、特にマラリアは全土に蔓延していると言っても良い状況です。その他、コレラ、赤痢、腸チフスなどの感染症、食中毒などの消化器系疾患、肝炎、性病、寄生虫疾患など様々な感染症が流行しております。このような感染症が蔓延している地域では、日本と異なる気候のために体力の低下が引き金となって病気に感染しやすくなります。
日本にない病気もあり、抗生剤の乱用などの素人療法で逆に治療が遅れ、取り返しがつかなくなる危険があります。一時的に日本より持参した市販薬を使用するのは差し支えありませんが、体調に異常がある方は速やかに現地の病院を受診してください。
(2)ナイジェリアの医療機関
国立病院を含む医療機関は首都ラゴスにしかなく、地方に旅行者が安心して受診できる医療機関があるかは現在のところ不明です。ナイジェリア在住の日本人は比較的設備の整った下記の病院へ行く場合が多いようです。しかし、手術が必要な病気(虫垂炎程度であれば問題ない)では、ナイジェリアには安心して手術を受けられる医療機関はありませんので、ヨ−ロッパ、若しくは日本へ速やかな移送が必要になります。
なお、日本と違い健康保険が利用できませんので私立の病院では風邪でも数千円程度請求されることがありますし、重症の場合には近隣の先進国へ移送されるケ−スもありますので、できれば海外旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。また、医薬品の購入は原則として医師の処方箋が必要ですが、おおむね自由に購入できるようです。ナイジェリアの一般市販の医薬品は偽物が数多く出回っているため、信頼のおける薬局で購入すること、その際には製造年月日や開封されていないことを確かめることが大事です。
このような状況ですので必要と思われる薬は、日本から持参することをお勧めします。
参 考:外務省
在外公館医務官情報(2001年5月)
| ラゴス市 |
St.Nicholas Hospital
(セントニコラス病院): |
住所:57,Campbell St.
TEL :2600070-79
24時間対応 |
Eko Hospital
(エコー病院): |
住所:1,Mobolaji Bank-Anthony
Way,Ikeja
TEL :900960-9
CT棟を新設 |
| アブジャ市 |
National Hospital
(ナショナル病院): |
住所:132 Central Distrikut,Phase2,PMB425,
Garki District
TEL :09-2342686-89
スタッフ・設備共に充実 |
| カノ市 |
Amino Kano Teaching
Hospital
(アミノカノ教育病院): |
住所:New Hospital
Road,Zaria Road
TEL :064-668232,064-66338
教育病院は勧められないが、Dr Sadiq Waliは良い先生です。 |
| ベニン市 |
Edia International
Hospital
(エディアインターナショナル病院): |
住所:1Coronation Drive
off Adayan Road off Airport Road G.R.A.
TEL :052-353463
規模は小さいが院長は誠実 |
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| 在ナイジェリア日本大使館 |
Embassy of Japan,Plot 585,
Bobo Street(off Gana Street), Maitama, Abuja, Nigeria.(P.M.B.
5070 WUSE)
TEL (234-9)413-8898, 413-9258, 413-9718〜19 |
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| 警 察 |
局番なし 199 |
| 消 防 |
局番なし 999 |
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緊急・救急−ナイジェリアには、信頼できる救急体制が整っていないので、緊急救急時には飛行機や定期旅客便にてコ−トジボア−ル、欧州、日本へ移送したほうが良いでしょう。
2 帰ってからの過ごし方
帰国して、最初に受けるのは検疫です。滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談してください。最近では、赤痢やコレラでも軽い症状で済んでしまうことがありますが、感染力は強く、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・・。
また、潜伏期間といって感染してから一定期間経たないと発病しない病気(マラリアやウイルス性疾患あるいはアフリカ独特の風土病)が数多くあります。検疫時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることがあり、その時(症状が出た時)には速やかに医師の診察を受けましょう。診察を受ける際には、滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニなどの虫に刺されていたらそのことや、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。
帰国時に体に異常があればお気軽に検疫所へ相談してください。
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