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A.
コートジボワール感染症情報
1 感染症の流行状況
コートジボワールでは、次のような病気がみられます。
食べ物・水から感染する病気 |
虫が媒介する病気 |
その他の疾患 |
○腸チフス、パラチフス |
○マラリア |
○B型肝炎 |
○A型・E型肝炎 |
○デング熱 |
○流行性髄膜炎 |
○コレラ、赤痢 |
○黄熱 |
○狂犬病 |
○食中毒 |
○フィラリア症 |
○エイズ |
○寄生虫疾患 |
○トリパノソーマ症 |
○破傷風 |
○ポリオ |
○リーシュマニア症 |
○ラッサ熱 |
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○感染症流行状況
現在、次のような感染症が発生・流行しています。
・黄熱:コートジボワールで黄熱の発生(2010年1月12日)
アビジャンに代表される大西洋に面した南の沿岸部では熱帯雨林型の気候で高温多湿、4〜7月までが多量の雨をもたらす大雨季、9〜11月が小雨季となっています。その他は乾季で特に12〜2月にかけてはハマターン(砂漠からの砂塵を含んだ季節風)が発生します。首都ヤムスクロやブワケに代表される北の内陸部では乾燥したサバンナ気候となり、12〜3月は乾季で暑く、逆に7〜9月の雨季は過ごしやすいようです。
感染症の流行は雨季に多発する傾向が強く、ハマターンの季節には比較的発生は少ないようです。しかし、消化器系の感染症に関しては、それ程の差はなく、年間を通して発生があります。
2001年には、WHOからコートジボワールで黄熱の流行が報告されています。
コートジボワールは髄膜炎ベルトに位置します。WHOによると、1月1日〜3月31日に32名の死亡患者を含む189名の髄膜炎患者が報告されました。
また、WHOによると、ブルンジでは、2002年6月17日に始まったコレラ流行で、2002年8月22日現在、Bujumbura州で8名の死亡患者を含む591名のコレラ患者が発生しました。Bubanza州では、7月5日〜30日のコレラ流行で、3名の死亡患者を含む46名の患者が発生しました。Cibitoke州では、7月2日〜8月11日の流行で、2名の死亡患者を含む157名の患者が発生しました。全国で2002年に83名の死亡患者を含む2821名のコレラ患者発生をWHOに報告しました。
| ◎2002年、全国の空港検疫所でコートジボワールから帰国した旅行者からの病原菌の検出はありません。また、感染症発生動向調査においてもコートジボワールで感染した報告はありません。(国立感染症研究所:感染症週報より) |
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2 コートジボワールでの病気の予防方法
旅行に出かけるとどうしても疲れや飲み過ぎ食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ちて病気に感染しやすくなります。
この国は、アフリカ諸国の中でも衛生的な国として知られており、特にアビジャンでは衛生管理の行き届いたスーパーなども見受けられます。しかし、その他の地域では同じように衛生的である保証はありませんので、地方に行かれる方は注意してください。
そこで病気を予防する上で注意したいことを紹介します。
(1)注意したい食べ物
| ◎乳 製 品: |
アビジャンやその他の都市でも不衛生な屋台などでの飲食は避けた方が良いでしょう。乳製品には、細菌が発育しやすい成分が多く含まれており、温度管理が悪いと病原菌が急激に増加してしまいます。 |
| ◎生 水: |
アビジャンでも水道設備が整っていませんので飲用には適していません。地方でも同じです。ミネラルウォーターはどこでも入手が可能ですのでこれを飲むことをお勧めします。 |
| ◎生 も の: |
アビジャンでは魚介類は大西洋に面していることもあり、新鮮なものが豊富にあり、衛生的な店では安心して食べることができます。しかし、温度管理が行き届かない地方では『なま』は避けてください。赤痢、食中毒あるいは寄生虫などに感染する危険があります。 |
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(2)注意したいこと
| ◎虫に注意: |
コートジボワールには、昆虫によって媒介される怖い感染症があります。代表的なものはマラリアが全地域で発生しており、夜に活動するハマダラカに吸血されることによって感染します。
この他、吸血性昆虫であるツェツェバエやサシチョウバエもアフリカ睡眠病や皮膚リーシュマニアを媒介します。この2つの風土病は死亡したり、重症な後遺症を残すことがあります。くれぐれも虫には注意してください。防虫スプレーなどの準備もお忘れなく…。 |
| ◎河川での水遊び: |
ブワケを中心としたサバンナ地帯の河川や湖沼には住血吸虫と呼ばれる危険な寄生虫が生息しているとの報告もありますので、河川などでの水遊びには注意してください。 |
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3 予防接種
コートジボワールは黄熱の流行国に指定されています。1歳以上のすべての入国者に黄熱の予防接種証明書の呈示が要求されます。また、地方への旅行や長期滞在の場合には、一般にA型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。予防接種は、これまでの予防接種歴、滞在期間、旅行形態、出発までの期間でかわりますので、詳しいことはお近くの検疫所に問い合わせてください。
4 マラリア情報 (WHO
INTERNATIONAL TRAVEL AND HEALTH 2003)
年間を通して全土に熱帯熱マラリアが存在しています。マラリアの中でも熱帯熱マラリアは、放置すると重症化したり死に至る熱病です。もし流行地滞在中や、流行地を離れた後4週間以内に38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関でマラリアの相談をしてください。
マラリアは蚊によって感染する熱病です。防虫剤等で蚊を防ぎましょう。マラリアに有効なワクチンはなく、予防薬を服用する方法があります。副作用に注意が必要ですが、感染リスクが高く適切な治療を受けることができない地域に滞在する場合には、流行地滞在の1週間前から流行地を離れてから4週間まで服用する方法があります。
予防薬としては、メフロキン(Mefloquine) [商品名 メファキン (Mephaquin), ラリアム(Lariam)など、週1回服用]が有効です。日本でも認可されており、医療機関での処方となります。
B.
コートジボワールの医療情報
1 病気になった時
(1)処置
コートジボワールはアフリカ諸国でも衛生的な国だといわれていますが、発生する病気は日本とは全く異なる感染症や風土病も見られます。現在、赤痢、腸チフス、食中毒などの消化器系の感染症、熱帯・亜熱帯地域特有のマラリア、アフリカに流行する風土病であるアフリカ睡眠病や皮膚リーシュマニアなどが発生しているとの報告があります。
このように日本にない病気もあり、抗生剤の乱用などの素人療法で逆に治療が遅れ、取り返しがつかなくなる危険があります。一時的に日本より持参した市販薬を使用するのは差し支えありませんが、体調に異常がある方は速やかに現地の病院を受診してください。
(2)コートジボワール国内の医療機関
アビジャンの医療機関は整備されており、特に技術的なレベルを心配する必要はなく安心して診療を受けられます。特に総合病院ではフランス人医師が医療に従うことしているため、不安を感じることはありません。しかし、地方の病院では設備や衛生面に問題があるとの情報があるため、コートジボワール在住の外国人はアビジャンの医療機関まで診察を受けに行くケースが多いようです。
なお、健康保険制度がないため私立の病院では風邪でも数千円から数万円程度請求され、入院費などは高額(30万〜50万CFAフラン)になることがありますが、私立病院であれば診療費はほとんど変わりません。また、この国で対応できないような重症例では海外、多くはヨーロッパに移送することもありますので、海外旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。
医薬品に関しては、原則として医薬分業となっていますが、薬局で比較的自由に購入することができます。使用説明書がフランス語で書かれていますので、用法を間違わないよう注意してください。
以下、外国人が利用するアビジャンの病院を紹介しますが、フランス語しか通じませんので、当所で作成している医療機関で使用する会話集(フランス語) を御利用ください。
参 考:外務省 在外公館医務官情報(2001年5月)
PISAM
(Polyclinique Internationale
Sainte-Anne-Marie): |
| 住所 |
: |
Avenue J. Blohorn -01 B.P. 1463 Abidjan |
| TEL |
: |
225-22-44-51-32 |
| 24時間・救急対応 |
| 入院にあたっては高額のデジポットが必要 |
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| 在コートジボワール日本大使館 |
Ambassade du Japon,Immeuble
Alpha 2000,Tour A 18 eme etage, Avenue Chardy,
Abidjan, Cote d'Ivoire.
TEL (225)20212863, 20213043, 20221790 |
| 警察 |
TEL 170 |
| 消防 |
TEL 180 |
| 救急車 |
Polyclinique Internationale
Ste Anne-Marie
TEL 44-51-32
Polyclinique des Deux-Plateaux
TEL 41-32-24
CHU Cocody
TEL 43-90-24 |
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2 帰ってからの過ごし方
帰国して最初に受けるのは検疫です。滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談してください。最近では、赤痢やコレラでも軽い症状で済んでしまうことがありますが、感染力は強く、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・・。
また、潜伏期間といって感染してから一定の期間が経たないと発病しない病気(マラリアなどの寄生虫疾患や睡眠病などのアフリカ独特の風土病)が数多くあります。検疫時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることがあり、その時(症状が出た時)には速やかに医師の診察を受けましょう。診察を受ける際には、滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニなどの虫に刺されていたらそのことや、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。
帰国時に体に異常があればお気軽に検疫所へ相談してください。 |