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A. リベリア感染症情報
1 感染症の流行状況
リベリアでは、次のような病気がみられます。
| 食べ物・水から感染する病気 |
虫が媒介する病気 |
その他の疾患 |
| ○腸チフス、パラチフス |
○マラリア |
○B型肝炎 |
| ○A型・E型肝炎 |
○黄熱 |
○狂犬病 |
| ○コレラ、赤痢 |
○フィラリア症 |
○エイズ |
| ○食中毒 |
○トリパノソーマ症 |
○破傷風 |
| ○寄生虫疾患
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○リーシュマニア症 |
○ラッサ熱 |
| ○ポリオ |
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○感染症流行状況
現在、次のような感染症が発生・流行しています。
首都モンロビアのある大西洋に面した沿岸部は、熱帯雨林気候のため高温多湿で、5〜10月までが多量の雨をもたらす雨季、11〜4月が乾季となっていますが、湿度や気温が高いことから非常に過ごしにくい時期となっています。また、12〜1月にかけてはハマタ−ン(砂漠からの砂塵を含んだ季節風)が発生し、気温を高めます。
感染症の流行は、雨季に多発する傾向がありますが、消化器系の感染症に関して差はなく、年間を通して発生があります。この国で問題となっているマラリアは年間を通して発生しますが、雨季の5〜10月にかけて特に発生が多くなります。この他に昆虫(ツェツェバエ、サシチョウバエ)が媒介するアフリカ睡眠病や皮膚リーシュマニア、ウイルス性の感染症であるラッサ熱などもありますので注意が必要です。
2001年、2000年には、WHOからリベリアで黄熱の流行が報告されています。
リベリアでは、2002年9月1日現在、Montserado村で661名のコレラ患者が発生しました。また、2002年に全国で1,115名のコレラ患者発生をWHOに報告しました。
| ◎2002年、全国の空港検疫所でリベリアから帰国した旅行者からは病原菌の検出はありません。また、感染症発生動向調査においてもリベリアで感染した報告はありません。(国立感染症研究所:感染症週報より) |
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2 リベリアでの病気の予防方法
旅行中はどうしても疲れや飲み過ぎ、食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなります。
そこで病気を予防する上で注意したいことを紹介します。
(1)注意したい食べ物
| ◎乳 製 品: |
乳製品には細菌が発育しやすい成分が多く含まれており、管理が悪いと病原菌が急激に増加してしまいます。不衛生な屋台などでアイスクリームなどを食べると赤痢や食中毒菌などに感染することがあります。 |
| ◎生 水: |
首都モンロビアでさえ水道設備が整っていませんので、飲用には全く適していません。ミネラルウォーターはどこでも入手が可能ですので、これを飲むことをお勧めします。 |
| ◎生 も の: |
魚介類は大西洋に面していることもあり、新鮮なものが豊富ですので衛生的な店では安心して食べることができます。しかし、地方では『なま』のものは避けてください。赤痢、食中毒あるいは寄生虫などに感染する危険があります。 |
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(2)注意したいこと
| ◎虫 に 注 意: |
リベリアには、昆虫によって媒介される怖い感染症があります。代表的なものはマラリアで、全地域で発生しており、夜に活動するハマダラカに吸血されることによって感染します。防虫スプレーや肌を露出しない服装で予防しましょう。
この他、吸血性昆虫であるツェツェバエやサシチョウバエもアフリカ睡眠病や皮膚リーシュマニアを媒介します。この2つの風土病は死亡したり、重症な後遺症を残すことがあります。 |
| ◎河川での水遊び: |
リベリアには、ロファ川、セント・ポール川、セス川など多くの河川があり、発生数は多くありませんが、これらの河川の流域では住血吸虫と呼ばれる寄生虫が生息しており、この寄生虫が感染して引き起こる住血吸虫症が報告されています。そのため、河川などでの水遊びには十分注意してください。 |
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3 予防接種
リベリアは黄熱の常在国に指定されています。1歳以上のすべての人に入国時の黄熱予防接種証明書の呈示が要求されます。また、地方への旅行や長期滞在の場合には、一般にA型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。予防接種は、これまでの予防接種歴、滞在期間、旅行形態、出発までの期間でかわりますので、詳しいことはお近くの検疫所に問い合わせてください。
4 マラリア情報 (WHO INTERNATIONAL
TRAVEL AND HEALTH 2003)
年間を通して全土に熱帯熱マラリアが存在しています。 マラリアの中でも熱帯熱マラリアは、放置すると重症化したり死に至る熱病です。もし流行地滞在中や、流行地を離れた後4週間以内に38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関でマラリアの相談をしてください。
マラリアは蚊によって感染する熱病です。防虫剤等で蚊を防ぎましょう。マラリアに有効なワクチンはなく、予防薬を服用する方法があります。副作用に注意が必要ですが、感染リスクが高く適切な治療を受けることができない地域に滞在する場合には、流行地滞在の1週間前から流行地を離れてから4週間まで服用する方法があります。
予防薬としては、メフロキン(Mefloquine) [商品名 メファキン (Mephaquin), ラリアム(Lariam)など、週1回服用]が有効です。日本でも認可されており、医療機関での処方となります。
B.
リベリア医療情報
1 病気になった時
(1)処置
リベリアで感染する恐れのある病気の中には、日本とは全く異なる感染症や風土病も見られます。現在、コレラ、赤痢、食中毒などの消化器系の感染症、熱帯・亜熱帯地域特有のマラリア、アフリカに流行する風土病であるアフリカ睡眠病、皮膚リーシュマニア、ウイルス性出血熱などが発生しているとの報告があります。
このように日本にない病気もあり、抗生剤の乱用などの素人療法で逆に治療が遅れ、取り返しがつかなくなる危険があります。一時的に日本より持参した市販薬を使用するのは差し支えありませんが、体調に異常がある方は速やかに現地の病院を受診してください。
(2)リベリア国内の医療機関
首都モンロビアの医療機関は、比較的整備されており、特に技術的なレベルを心配する必要はなく安心して診療を受けられます。特に総合病院では日本の小規模の病院と同じ程度の設備を持っていますので不安を感じることはありません。しかし、地方の病院では設備や衛生面の問題についての情報が不足しているため、安心して診察を受けられるかどうかはわかりませんが、国全体の衛生状態は良いほうなので、不安になる必要はないと思われます。
なお、健康保険制度がないため私立の病院では風邪でも数千円から数万円程度請求され、入院費などは高額になることがあります。また、この国で対応できないような重症例では海外、多くはヨ−ロッパに移送することもありますので、海外旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。
医薬品に関しては、原則として医薬分業となっていますが、薬局で自由に購入することができるようです。薬はほとんどが輸入品であるため、使用説明書を良く読んで用法を間違えないよう注意してください。
日本語で診察を受けることができ、日本人が利用しやすい医療機関は確認できていません。旅行中に病気やケガをした時にはホテルでドクターを呼んでもらって下さい。
| 在リベリア日本大使館 |
一時閉鎖(平成3年6月1日より、在ガーナ日本大使館にて関係事務を扱っている) |
| 在ガーナ日本大使館 |
在ガーナ日本大使館: Embassy of Japan,
Fifth Avenue, West Cantonments, Accra, Ghana.
TEL (233-21)765060, 765061 |
| 警 察 TEL 115 緊 急 TEL
26-2025 消 防 TEL 114 救急車 TEL 113 |
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帰ってからの過ごし方
帰国して最初に受けるのは検疫です。滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談してください。最近では、赤痢やコレラでも軽い症状で済んでしまうことがありますが、感染力は強く、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・・。
また、潜伏期間といって感染してから一定の期間が経たないと発病しない病気(マラリアなどの寄生虫疾患や睡眠病などのアフリカ独特の風土病)が数多くあります。検疫時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることもあり、症状が出た時には速やかに医師の診察を受けましょう。診察を受ける際には、滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニなどの虫に刺されていたらそのことや、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。
帰国時に体に異常があればお気軽に検疫所へ相談してください。
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