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A.
ガーナ感染症情報
1 感染症の流行状況
ガーナでは、次のような病気がみられます。
| 食べ物・水から感染する病気 |
虫が媒介する病気 |
その他の疾患 |
| ○腸チフス、パラチフス |
○マラリア |
○B型肝炎 |
| ○A型・E型肝炎 |
○デング熱 |
○流行性髄膜炎 |
| ○コレラ、赤痢 |
○黄熱 |
○狂犬病 |
| ○食中毒 |
○フィラリア症 |
○エイズ |
| ○寄生虫疾患 |
○トリパノソーマ症 |
○破傷風 |
| ○ポリオ |
○リーシュマニア症 |
○ラッサ熱 |
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大西洋に面した沿岸部では、熱帯性気候で内陸の砂漠から吹くハマターンと呼ばれる乾燥した季節風と海からの季節風によって気候が変化します。一般に5〜9月までが雨季ですが、中央部や西部の森林地帯では若干長く、4〜10月までが雨季となります。乾季は、10〜3、4月頃で、暑さが激しくなり、北部の地域で43℃にも達します。
このような気候ですので雨季と乾季で若干変動はみられますが、ほぼ年間を通して消化器系の感染症が発生しています。この他の感染症についても季節的な変化はあまりみられず、雨季に若干多発する程度です。
ガーナは髄膜炎ベルトに位置します。WHOによると、2002年1月1日〜3月31日に流行性髄膜炎が流行し、190名の死亡患者を含む1,407名の髄膜炎患者が報告されました。A群髄膜炎菌が確認され、集団予防接種キャンペーンが実施されました。
また、2002年に7名の死亡患者を含む2,217名のコレラ患者発生をWHOに報告しました。
| ◎2002年、全国の空港検疫所でガーナから帰国した旅行者1名から食中毒菌が検出されています。また、感染症発生動向調査によるとガーナで感染した報告はありません。 (国立感染症研究所:感染症週報より) |
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2 ガーナでの病気の予防方法
旅行に出かけるとどうしても疲れや飲み過ぎ、食べ過ぎで知らない間に抵抗力が落ち病気になりやすくなります。
そこで病気を予防する上で注意したいことを紹介します。
(1)注意したい食べ物
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◎乳製品: |
不衛生な屋台などでの飲食は避けた方が良いでしょう。乳製品には細菌が発育しやすい成分が多く含まれており、温度管理が悪いと病原菌が急激に増加してしまいます。 |
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◎生 水: |
アクラを始め都市には水道設備が整っていますが、完全に浄化・消毒ができていないので、避けた方が良いでしょう。ミネラルウォーターやボイルドウォーターを飲むことをお勧めします。 |
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◎生もの: |
とにかく『なま』のものは避けてください。魚介類は大西洋に面していますので豊富にありますが、冷蔵庫どころか野ざらしで売られていますので刺身などを食べるとすぐに病気になってしまいます。生の野菜や肉類にも寄生虫がいるので避けましょう。焼いて食べる分には問題ありません。 |
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(2)注意したいこと
| ◎虫に注意: |
ガーナで最も危険な感染症はマラリアです。これは、夜に活動するハマダラカに吸血されることによって感染しますので、寝る時には蚊帳、蚊取り線香で予防しましょう。マラリア予防薬も副作用の問題もありますが、2週間以上の流行地滞在者には必要かもしれません。この他、吸血性昆虫であるツェツェバエやサシチョウバエもアフリカ睡眠病や皮膚リーシュマニアを媒介しますが、発生はわずかで、マラリアとは比べものになりません。しかし、この2つの風土病は死亡したり、重症な後遺症を残すことがあり、予防薬もありませんのでくれぐれも虫には注意してください。防虫スプレーなどの準備もお忘れなく・・・ |
| ◎河川での水遊び: |
ボルタ湖を始め、河川や湖沼には住血吸虫が生息しているとの報告があります。この寄生虫の幼虫は淡水中に生息し、人が水にはいると皮膚から侵入する危険な寄生虫疾患です。また、ギニアウォーム(メジナ虫)と呼ばれる寄生虫はミジンコが中間宿主で、幼虫を持ったミジンコを含んだ水の誤飲によって感染します。これらの寄生虫の予防方法は、河川などでの水遊びや井戸水などを飲まないようにすることです。 |
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3 予防接種
ガーナは黄熱の流行国に指定されています。すべての人に入国時に黄熱の予防接種証明書の呈示が要求されます。また、地方への旅行や長期滞在の場合には、一般にA型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種が勧められます。予防接種は、これまでの予防接種歴、滞在期間、旅行形態、出発までの期間でかわりますので、詳しいことはお近くの検疫所に問い合わせてください。
4 マラリア情報 (WHO INTERNATIONAL TRAVEL AND
HEALTH 2003)
年間を通して全土に致死性のある熱帯熱マラリアが存在しています。マラリアの中でも熱帯熱マラリアは、放置すると重症化したり死に至る熱病です。もし流行地滞在中や、流行地を離れた後4週間以内に38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関でマラリアの相談をしてください。
マラリアは蚊によって感染する熱病です。防虫剤等で蚊を防ぎましょう。マラリアに有効なワクチンはなく、予防薬を服用する方法があります。副作用に注意が必要ですが、感染リスクが高く適切な治療を受けることができない地域に滞在する場合には、流行地滞在の1週間前から流行地を離れてから4週間まで服用する方法があります。
予防薬としては、メフロキン(Mefloquine) [商品名 メファキン (Mephaquin), ラリアム(Lariam)など、週1回服用]が有効です。日本でも認可されており、医療機関での処方となります。
B.
ガーナ医療情報
1 病気になった時
(1)処置
ガーナで感染しやすい病気の中には、日本とは全く異なる感染症や風土病も見られます。現在、コレラ、赤痢、食中毒などの消化器系の感染症、熱帯・亜熱帯地域特有のマラリア、アフリカに流行する風土病であるアフリカ睡眠病、皮膚リーシュマニア、メジナ虫症などが発生しているとの報告があります。
このように日本にない病気もあり、抗生剤の乱用などの素人療法で逆に治療が遅れ、取り返しがつかなくなる危険があります。一時的に日本より持参した市販薬を使用するのは差し支えありませんが、体調に異常がある方は速やかに現地の病院を受診してください。
(2)ガ−ナ国内の医療機関
首都アクラの医療機関は、比較的整備されており、複雑な疾病を除けば、特に技術的なレベルを心配する必要はなく、安心して診療を受けられます。しかし、地方の病院では設備や衛生面の問題についての情報が不足しているため、安心して診察を受けられるかどうか現在のところ不明です。
なお、国立・公立病院の診療費はおおむね安いようですが、健康保険制度がないため私立病院・クリニックでは風邪でも数千円程度請求され、入院費などは高額になることもあります。また、重症例では海外、多くはヨ−ロッパに移送することもありますので、海外旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。
医薬品に関しては、原則として医薬分業となっていますが、薬局で自由に購入することができるようです。薬はほとんどが輸入品であるため、使用説明書を良く読んで用法を間違わないよう注意してください。
参 考:外務省 在外公館医務官情報(2001年5月)
| アクラ市 |
| コレブ教育病院: |
住所:Guggisberg Avenue Korle
Bu. Accra
TEL :665401
レゴン国立大学医学部付属病院
循環器に関しては最高レベルで、CTU、ICUも備わっている |
| トラスト病院: |
住所:#35 Cantonments Road, Osu
R.E Accra
TEL :777137/776787
救急受診対応 |
| ニャホメディカルセンター: |
住所:Aviation
Rd. Airport Residential Area. Accra
TEL
:77534/775291
JICA指定病院
救急受診対応 |
| ミリタリー病院: |
住所:37
Military Hospital Accra
TEL
:776111/777595
軍病院
24時間・救急対応
ICU、熱傷センターも有り CTも導入 |
| 警察病院: |
住所:P.O.Box 116 Accra
TEL :773900/760266/776497
24時間・救急対応 |
| クマシ市 |
| コンフォーアノキ教育病院: |
住所:P.O.Box 1934 Kumasi
TEL :051-2301〜2304/4654/4621/5252
クワメエンクルマ化学技術大学付属病院 規模は大きい |
| ケープコースト市
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セントラル-リージョン-
ホスピタル: |
住所:P.O.Box 1363 Cape Coast
TEL :042-34010/34012〜14
国立病院 |
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| 在ガーナ日本大使館 |
Embassy of Japan,Fifth Avenue,
West Cantonments,Accra, Ghana.
TEL (233-21)765060, 765061 |
| 警察・消防・救急共通 |
TEL 999 |
| アクラ警察本部 |
TEL 22-8112 |
| エアポ−ト警察 |
TEL 77-7671 |
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2 帰ってからの過ごし方
帰国して最初に受けるのは検疫です。滞在先で下痢、腹痛、発熱など体に異常があれば健康相談室で相談してください。最近では、赤痢やコレラでも軽い症状ですんでしまうことがありますが、感染力は強く、自分で大丈夫と思っていても家族や会社の人に感染することもありますので・・・・。
また、潜伏期間といって感染してから一定の期間が経たないと発病しない病気(マラリアなどの寄生虫疾患や睡眠病などのアフリカ独特の風土病)が数多くあります。検疫時は何ともなかったのに数日してから症状が出ることもあり、その時(症状が出た時)には速やかに医師の診察を受けましょう。
診察を受ける際には、滞在した国と期間、蚊やノミ、ダニなどの虫に刺されていたらそのことや、食べたものについても説明されると診断の役に立ちます。
帰国時に体に異常があればお気軽に検疫所へ相談してください。
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