エルシニア感染症(Yersinia infection)

エルシニア感染症(Yersinia infection)とは

エルシニア感染症は、エルシニア菌にうつることによってかかる病気です。

どうやってうつる

汚染された食品(多くは生または調理不十分な豚肉)を食べることによりうつります。殺菌が十分でないミルクや水からうつることもあります。また、感染した動物との接触や、感染動物の糞便との接触によりうつることがあります。

症状

1日~14日間(多くは4~6日)の症状のない期間があった後、発熱、腹痛および下痢がおこります。重症の場合、脳や内臓に障害が生じることがあります。関節炎を合併することもあります。

治療

症状を軽くするための治療が行われます。通常は1カ月(合併症がある場合は6カ月)以内に回復します。

予防

ワクチンはありません。肉は十分に熱してから食べましょう。殺菌されていない乳製品や水を避けましょう。

食べ物・水にご注意を!

危険のある地域

温帯気候の地域で発生することが多いです。特にヨーロッパ北部、カナダそして日本での発生が多いです。

さらに詳しい情報

▶アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book エルシニア感染症(英文)