インフルエンザ(Influenza)

インフルエンザ(Influenza)とは

インフルエンザはインフルエンザウイルスがうつることによってかかる病気で、人から人へうつります。インフルエンザウイルスはA、B、C、Dの4つの型があり、現在、季節性インフルエンザをおこすウイルスは、A型ではA(H1N1)、A(H3N2)の2つの亜型が、B型では山形とビクトリアの2つの系統があります。
北半球では1、2月頃、南半球では7、8月ごろ流行のピークとなるのですが、熱帯、亜熱帯地域では雨期を中心に流行します。
鳥インフルエンザウイルスであるA(H1N1)、A(H5N1)、A(H5N6)、A(H7N9)、A(H3N8)、A(H5N8)、A(H10N3)などや、豚インフルエンザウイルスであるA(H1N1)v、A(H1N2)v、A(H3N2)vなどが人に感染することがまれにあります。

どうやってうつる

患者の咳やくしゃみによって飛び散った飛沫を直接吸いこんだり、患者の飛沫で汚染されたものを触った手でものを食べたり目をこすったりするとうつります。

症状

1~4日の潜伏期の後、発熱、筋肉痛、頭痛、倦怠感、咳、くしゃみ、鼻炎などがおこります。高齢者や小児、慢性疾患を持つ患者は重症化して肺炎を起こすことがあります。また、小児ではインフルエンザ脳症をおこし、意識障害をおこすことがあります。

治療

症状を軽くするための治療が行われます。重症化するリスクのある人に対しては、抗ウイルス剤による早期の治療が行われます。

予防

ワクチンがありますが、ウイルスの型が毎年変化するため、毎年接種しなければ効果がありません。手洗いをしっかり行うことも大切です。手洗いができない場所に行く時はアルコールが含まれた消毒用ジェル等を利用するのがよいでしょう。

さらに詳しい情報

2024年3月更新