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国別情報:タイ

気候と気をつけたい病気

  • 国土の大部分が熱帯モンスーン気候に属し、年間を通じて気温は高いものの、南部のマレー半島、北部の山岳地帯、東北部の高原地帯では気候が多少異なります。バンコクでは暑季(3月~5月)、雨季(6月~10月)、乾季(11月から2月)に分けられます。暑季は最高気温が38度から40度にまで達します。雨季は、暑季に比べ気温は下がりますが、湿度が高く、食中毒などを起こしやすい季節です。
  • 患者数のもっとも多い病気は急性下痢症で、食中毒や消化器感染症が発生しています。水道水をそのまま飲むことは避け、外食の際も衛生管理の行き届いたお店を選びましょう。十分加熱されたものを、冷めないうちに食べるようにしましょう。
  • デング熱チクングニア熱の流行地域です。マラリアは、特に国の最南端を含む国境周辺地域、農村地域、森林地域で一年中リスクがあります。カンボジアやミャンマーと国境を接する地域では抗マラリア薬への耐性があります。
    宿泊施設は、高級ホテルを除き、空調設備が整っていないところが多いようです。蚊帳、蚊取り線香、虫よけ剤を使用し、蚊よけ対策をとってください。都市部(バンコク、チェンマイ、パタヤ)やサムイ島、プーケットの主な観光地ではマラリアのリスクはありません。
  • 毎年狂犬病の患者の報告があります。また、過去には鳥インフルエンザ(H5N1)の患者が発生しました。野犬や野良猫も含め、動物には手を出したり、近寄ったりしないようにしましょう。

この国に関する新着情報

受けておきたい予防接種、持っていきたい薬

予防接種:A型肝炎B型肝炎破傷風、(狂犬病*1)、(日本脳炎*2

  • *1:犬や野生動物との接触が予想される場合は推奨
  • *2:農村部に長期滞在する場合は推奨
  • 黄熱流行国から入国する際は、トランジットの場合も含め、黄熱の国際予防接種証明書が必要です。

薬:普段服用している市販の薬、主治医より処方されている薬

  • カンボジアやミャンマーとの国境周辺地域へ行く方はマラリア予防薬について医師と相談しましょう。
  • 常備薬を携帯しましょう。現地でも薬を入手することは可能ですが、言語の問題や自分の体に合うかどうかわかりません。飲み慣れたものを持参するのが安心です。風邪薬、下痢止め、頭痛薬、消毒薬など、ご自身が服用、使用しているものを持参しましょう。

医療情報

地域や各施設によって違いはありますが、主要都市の公立病院や代表的な私立病院では概ね良いでしょう。バンコクの代表的な私立病院の医療水準は高く、日本語の対応も可能かつ専用窓口があるなど日本人受診者への便宜が図られているところもあります。私立病院の医療費はそれぞれの病院が独自に定めており、日本と比べ安価とは言えませんので、支払い時のトラブルを避けるためにも、万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。また、事前に料金等の確認や旅行保険が適用されるか確認することも大切です。

帰国後の過ごし方・注意点

病気は、感染してから症状が出るまでに時間を要します。これを潜伏期間と言います。滞在中数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあります。
日本にはない病気を検査、診断、治療できる機関は限られています。帰国時に心配な症状などがある方は、検疫所の担当官にご相談ください。

平成24年6月5日更新