ニパウイルス感染症
流行地
過去にマレーシアとバングラデシュでの流行が報告されています。
感染経路
マレーシアでの流行では、オオコウモリにより感染したブタがヒトへの感染源とされています。
バングラデシュでの流行では、オオコウモリからの直接感染が指摘されています。
いずれもヒトからヒトへの感染は報告されていません。
潜伏期
マレーシアでの流行では4~18日とされています。
症状
発熱、頭痛、筋肉痛などのインフルエンザ様症状ではじまり、見当識障害、痙攣、昏睡などの脳炎症状をきたします。40%の死亡率とされます。
治療法
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が必要です。
予防等
海外での発生情報に充分ご注意ください。
なお、現在ペット用コウモリの輸入は禁止されています。