マレーバレー脳炎
流行地
マレーバレー脳炎は、アルボウイルス属フラビウイルス科による急性脳炎のひとつで、オーストラリア、パプアニューギニアに発生が見られます。特に河川、水路、沼地などの近くで2月~5月にかけ周期的な発生が見られます。
感染経路
アカイエカにより媒介されます。
潜伏期
3~15日ぐらいです。
症状
特に若年層では激しい頭痛、高熱、傾眠、ふるえなどの症状がみられ、昏睡にいたることもあります。
治療法
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が必要です。
予防等
蚊の刺咬により感染が成立しますので、発生期間中流行地に立ち入る場合は皮膚の露出を少なくする工夫や昆虫忌避剤、蚊帳の使用などが望ましいでしょう。