Bウイルス病
流行地
アジアに生息するアカゲザル、カニクイザル、ニホンザル、タイワンザルなどマカク属サルの唾液等にこのウイルスが保有されていることがあります。ウイルスを保有しているサルでもほとんど症状はみられません。
感染経路
サルの咬傷により感染成立となる場合がほとんどです。
潜伏期
サルとの接触後2日~5週間ぐらいです。
症状
サルとの接触のエピソードが前提で、咬傷部位の水泡、疼痛や所属リンパ節の腫大が見られます。また発熱や筋肉痛などのインフルエンザ様症状が見られることもあります。
病状の進行にともない頭痛、嘔吐、意識障害、嚥下困難などきたし、末期になると運動麻痺、痙攣、呼吸困難から昏睡状態におちいります。
治療法
抗ウイルス剤などによる適切な治療がなければ、死亡率は高くなります。
予防等
サルとの接触には十分な注意が必要です。万が一咬まれた場合はすぐ適切な医療機関を受診してください。