海外感染症情報 (NO.102) |
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平成18年7月28日 関西空港検疫所 | |
ドイツでのラッサ熱輸入症例について |
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2006年7月21日ドイツ保健当局はハンブルグのBernhard-Nocht熱帯医学研究所で確定された輸入ラッサ熱症例をWHOに報告した。患者はシエラレオネ在住で、2006年7月5日に発熱し、10日にドイツへ出発し翌日に到着した。患者は現在フランクフルトで隔離され治療をうけており、ドイツ保健当局は感染が拡大しないように適切な措置をとっている。同じ飛行機に乗り合わせた乗客へのラッサ熱ウイルス感染の可能性はきわめて低いが、ベルリンのRobert-Koch研究所主導による国を超えての追跡調査が行われている。 この患者の搭乗した航空機は: 2006年7月10日 SNブリュッセル航空 (SN 207便):フリータウン(シエラレオネ)発 アビジャン(コートジボワール)経由 ブリュッセル(ベルギー)着、 2006年7月11日 SNブリュッセル航空 (SN 2607便):ブリュッセル(ベルギー)発 フランクフルト(ドイツ)着 |
(平成18年7月25日 WHO情報) |