海外感染症情報
(NO.143) |
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平成18年10月23日 関西空港検疫所 |
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コートジボアールでの黄熱の流行について |
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10月5日に保健省によりコートボジアールのKorhogoとOuaragahioで黄熱患者が発生したことが報告された。患者はKorhogoが30歳の男性で、Ouaragahioが16歳の女性であり、コートボジアールのAbidjanのパスツール研究所とセネガルのダカールのパスツール研究所で酵素抗体法により抗体(IgM)の上昇が確認された。現在のところ死亡報告はないが、保健省はWHOの協力でウイルス学、疫学、昆虫学の専門家チームを両地区に調査のため派遣した。その結果、監視強化と発生地域でのワクチン実施が予定されることとなった。保健省は国際的社会に大規模なワクチン接種にかかる資金と国際配給機関International Coordinating Group(ICG)へ黄熱ワクチンの供給を依頼している。 |
(平成18年10月19日 WHO情報) |