海外感染症情報 (NO.100)
平成19年9月21日
関西空港検疫所
コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行状況について(3-2)

国際赤十字、ユニセフなどの関係団体の支援を得て、同国の対策チームが啓発活動を実施している。パリの国立中央科学調査所の医学人類学者と現地の社会啓発チームが共同で、エボラウイルスの感染リスクを減少させる情報をどのようにして住民に浸透させるか、適切な方法を検討している。

ジュネーブのWHO本部やその他の関係機関からの感染制御の専門家が配置につき現地での感染対策を強化している。流行拡大の危険性を減少させるため流行地域では保健器具の取り扱いに注意が払われている。

世界的集団発生の警報と対応のためのネットワーク(GOARN)に所属する他の機関等も、コンゴ民主共和国保健省を始めとする活動中のチーム等の支援を実施している

(平成19年9月20日 WHO情報)