海外感染症情報 (NO.103)
平成19年9月28日
関西空港検疫所
コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行状況について(4)

コンゴ民主共和国保健省は、国際協力機関の広域な支援の元に、カサイ・オクシデンタル州でのエボラ出血熱の流行を制圧するための活動を継続している。927日現在、Mweka and Luebo 保健地区で、17名の患者をエボラ出血熱と確定診断した。最後の患者は、 Kampunguの国境なき医師団による隔離病棟で22日に死亡し安全に埋葬された。
エボラ出血熱の流行が発生している2箇所の村に設置されている国内外からの専門家で結成されたチームによりエボラ出血熱の疑い患者を26時間の迅速かつ正確な診断が可能になっている。感染地域の保健施設や病院において医療関係者が感染する危険性を減らすため感染対策を講じている。

(平成19年9月27日 WHO情報)