海外感染症情報 (NO.106)
平成19年10月4日
関西空港検疫所
コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行状況について(5)

コンゴ保健省は、2007102日、カサイオクシデンタル州からの76例の疑い例中、合計25例がエボラ出血熱の検査で陽性であったことを確認し、さらに187例の接触者が現在医療監視下に置かれている。 流行が沈静化していることを示す確かな臨床的、疫学的根拠は存在するけれども、感染連鎖が止まった事を確かめるためには、全ての疑い例を特定し、隔離することが対策チームにとって最重要である。これには接触者を監視し潜伏期間中に発症すれば直ちに彼らを隔離することが含まれる。
アウトブレークが抑制されるためには、最後の確定患者が発見され、隔離された後、連続した潜伏期間、すなわち計42日が経過しなければならない

(平成19年10月3日 WHO情報)