海外感染症情報 (NO.118)
平成19年11月6日
関西空港検疫所
スーダンでのリフトバレー熱の流行状況について

20071018日、スーダン保健省はWHOに今回の白ナイル州、シンナール州での出血熱を疑う流行について調査、制圧を要請した。WHOとスーダン保健省及び畜産水産省の合同チームは、1024日に白ナイル州のコスチに到着し、周辺地域においてヒトと動物の疾病の報告について調べた。1028日にハルツームにある保健省でリフトバレー熱のアウトブレイクを報告した。112日現在、60名の死者を含む125名の患者が白ナイル州、シンナール州、ゲジラ州で10を超える地域から報告されている。患者は若年男性が最も多い。25人以上の検体で、PCRあるいはELISAによりリフト・バレー熱ウイルス陽性である。

(平成19年11月5日 WHO情報)