海外感染症情報 (NO.122)
平成19年11月15日
関西空港検疫所
スーダンでのリフトバレー熱の流行状況について(3)
  2007年11月14日までに、96人の死亡者を含む329症例(死亡率:29%)がWhite Nile, Sennar, Gazeera州で報告された。
 Khartoum州の報告は、そこで発生したものでなく、周りの州からの輸入例であった。    
 Gazeera州では、ヒト症例の著増が認められ、半数以上を占めている。Gazeera州で報告されている症例は、運河に接する地域で起こっており、それは、運河地域に多い家畜と蚊を含む生態環に関係している。

  また、10月29日に、リフトバレー熱ウイルスがWhite Nile州の動物からの検体で確認されている。
(平成19年11月14日 WHO情報)