海外感染症情報 (NO.126)
平成19年11月26日
関西空港検疫所
スーダンでのリフトバレー熱の流行状況について(4)

スーダンでは、リフトバレー熱のヒト症例の発生が続いており、ここ2週間で221例以上が報告されている。20071121日までに、死亡161例を含む436症例がWhite Nile,Sennar,Gazeera州で報告されている。更に死亡3例を含む15例がKhartoum州で報告されたが、彼らは他地域で感染したようである。Gazeera州からは最多のヒト症例(271症例と100死亡例)の報告が続いている。
 地域や宗教の指導者だけではなくテレビやラジオ局など、あらゆる使用可能メディアを利用し、リスクのある地域で、ヒト感染のリスクを軽減するために必要とされる手段を充分認識させる、継続的で統合的・集中的な社会動員活動が必要とされている。

(平成19年11月22日 WHO情報)