海外感染症情報
(NO.128) |
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平成19年12月3日 関西空港検疫所 |
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アンゴラの集団臭素中毒について |
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2007年11月29日現在、アンゴラ、ルアンダ州Cacuaco市で続いてる神経疾患のアウトブレークでは、468例の臭素中毒確定例が判明している。患者はCacuacoの市民病院で治療を受けている。 ドイツミュンヘンや英国ビルミンハムの毒物学検査場で患者の血液検体から非常に高濃度の臭素が検出されている。さらに、ジュネーブやミュンヘンの検査場では患者宅で収集された食卓塩から80%以上の高濃度の臭化ナトリウムが検出されている。 このことは今回の流行が臭化ナトリウムで高度に汚染された食塩の摂取を介して発生したことを明らかに示している。どのように食塩が汚染されたかは未だに不明である。 |
(平成19年11月30日 WHO情報) |